ドラマ「美しい彼」にどハマりしました。

毎週火曜深夜放送、TVerやHuluなどで全話配信しております。ぜひ！！！

今回はちょっとシーズン1の1話について語ります。語らせてください。

ネタバレ配慮いっさいなしです！！！！

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シーズン1のOPについて

つらい。萩原利久くん演じる平良は「清居が可愛すぎてしにたい」と言っているが、こちらはつらい。限界を突破したオタクは、尊いを通り越して常につらい。つらいとしか言えない心境に追い込まれ、帰ってこられなくなるのである。

まずシーズン1のOPについて語らせてほしいんですけどね。アヒル隊長を持ちながら泳ぐように歩いてくる平良、もうこの時点でかわいいです。良い。どこに向かって歩いてたかって、この世でいちばん好きな人・清居（八木勇征）の元にたどり着くため。そんな清居、「お前のこと見てるぞポーズ」を繰り出し、平良に向かって「あっちへいけ」と言わんばかりに人差し指を一本、流れるように行き先を差し示します。さすがキング、もはや彼の上に立てる者はいないのだ……ましてや平良が、清居の指示に刃向かえるわけがないのだ……。

そのあと何やかんやあり（省く）、最後の！ 最後のさ！ タイトルバックのところさ！！！！！！！！ これ放送されてた当時さんざん言及されてると思いますけど、平良が清居のほうを振り返り、去って行っちゃったあと、今度は清居が振り返って平良のほうを見てるんだよね！！！！！！！！

もう少し平良の振り返るタイミングが遅かったら、ふたりがお互いを意識し合ってることが伝わったかもしれないのに、OPのわずか数秒でその気持ちのすれ違い＆もどかしさ＆切なさを伝えてくるなんて……篠原涼子もびっくりだよ……（featuring愛しさと切なさと心強さと）

このOPの素晴らしさをどうしても言葉にしておきたく書きました。本編の感想に移ります。

私はアヒル隊長になりたい

いったい何人の同士が「アヒル隊長になりたい」と思いながら散っていっただろうか。もれなく私もその仲間に加わった。ドブ川を流れゆくアヒル隊長でいいから生まれ変わってふたりのやりとりを眺めたい。もしくは平良の持っているカメラのレンズになりたい。平良が清居のために買ってきたジンジャーエール、いや、そのジンジャーエールが入ったペットボトル、いや！ そのラベルか、なんなら蓋でもいい！ 何かしらのふたりを媒介する物質、そういったものに、私はなりたい。

アヒル隊長の写真を撮っている平良を、もうこの時点で清居は見つけてたってことですよね？ ってことはもしかしたら清居のほうが先に平良を意識し始めた可能性もなきにしもあらずなんじゃないの？ いや物語の流れ的にそれはないって頭ではわかってるんだけど、私のソウル（魂）はその世界線を妄想するだけでも許してほしいと言っている。

こうなってくると清居から発される「キモい」も「うざい」もまったく違う意味に聞こえてくるから不思議です。

やっぱり引力あるよね

初めて清居の美しさに心を持っていかれた平良、モノローグで「まるで引き潮に乗せられたみたいな感覚」「引力めいたものに引きずられて、彼から目が離せない」と言ってるんですが、やっぱりそうだよね？ 引力あるよね？ この瞬間、この教室、このふたりの間にだけ発生した引力があるよね？ 然るべき計測機器で数値を算出してもらいたい。

桜の花びらをまといながら颯爽と登場した清居、桜の花びら一枚一枚も彼のことを放っておかないってか？？？？？ ていうか良い香りしてるよねぜったい！！ 清居が入ってきた瞬間のこの教室は良い香りに包まれてますよね！？！？！ 金木犀のフレグランスといっしょにこのときの香りもフレグランスしてくれません？？？？？？？ 2本セットで公式グッズ化して売ってください。

「清居奏、彼は美しかった」

同感です…………。「美しい彼」タイトル回収が迅速すぎ。カメジロウが入ってる水槽の底に敷かれてる石になって、ずっとふたりのことを見ていたい。

もはやキングではなく姫の寝姿

これもすでにさんざん言われてることだと思うんですけど、言わせて……。窓際で寝そべる清居、もはやキングではなく姫の寝姿なのよ……。シーズン2ではキングではなくプリンセス感が増しているともっぱら話題の清居ですが、1話の時点でもう、そのポテンシャルが見えている。

実はこのときの清居ばっちり起きていて、平良の様子をうかがっている伏線があとから回収されるわけだけど、よくよく見たら1話の寝てる清居も眼球が動いてる気がしてならない……幻覚？ 幻覚かな？？？？

あとさ〜〜〜〜清居が平良の手のひらに自分の番号書いたときもさ〜〜〜「これ、誰の……（連絡先）？」って平良に聞かれて、めんどうなら「俺の」って一言いえば済む話なのにさ〜〜〜〜！！！ わざわざ「清居奏」ってフルネームで書いてあげるわけじゃん清居……なにそれ……なんなんだよ……そんなのもう燃料供給過多！！！ もう無理だよこっち側は耐えられないよ！！！！！ とっくにKOされてますよカンカンカンカーン！！！！ 誰か白いタオル投げて！！！！

そしてめちゃくちゃ字綺麗なのよね、最高。書かれた字をわざと消さないで取っておいてる平良も最高。マジックペンのインクになりたい。もしくはフラスコになりたい。フラスコを磨く布の繊維でもいい。いまから徳を積んでおくから、あの世の転生係さんよろしくお願いします。

釣りはいらねえ

これはTwitterで教えてもらったんですけど、平良についた「ヒイくん」というあだ名、清居は一度も呼んでないんですよね。彼を貶めたりバカにしたりするようなことは最初から一度もしていない、常に1 on 1で平良に向き合っていた清居、ほんと人間性が好きすぎる。

ジンジャーエールを買いに平良をパシらせたときも、500円あげて「……多い」と言われ「めんどくせえな、アイスでも食えば？」と言う清居…… え？？？？？

アイスでも、食えば……？

俺のジンジャーエールを買った残りの釣りはいらねえ、暑い日にアイスでも食わなきゃやってらんねえだろ？？？？ ってこと？？？？？？？ もういろいろ追いつかない。それは私の村ではパシリと呼ばない。キングが下民に見せる束の間の優しさは超弩級。助けて。小銭貯めたくなる平良の気持ち、めっちゃわかる。5円玉の穴の部分に生まれ変わりたい。

伝説の神社シーン

そうですよね、1話の山場はなんといっても、平良がダンススクールに向かう途中の清居を見かけ→後をつけ→清居にバレて→神社の境内で怒られるシーンですよね。

そもそもカメラを持って写真を撮りながら偶然に清居を見つけるって、もうその時点で奇跡が起こってるんです。だって、写真を撮ってたってことは、ファインダーを覗いてたってことだもの！ あたりを見回して偶然見つけたってわけじゃなく、ファインダーという限られた狭い視界から見つけているわけだもの！ ここにも引力が働いていた事実に驚きを越して恐怖さえ感じる。

「お前なんであそこいたんだよ！？」と平良にタオルを投げつける清居、急いで理由を言おうと焦る平良にイラつきながらも「いいよ、ゆっくり話せよ。テキトーに待ってるし」……アーニャ、これしってる。さっきも「めんどくせえな、アイスでも食えば」って、いってた！！！！！！ 清居の優しさは不器用だし伝わりにくいんだけど、でも第三者から見たら優しさだねってちゃんとわかる優しさなんだよね……私の語彙力が欠如してるね、ごめんね……。

あと喉が渇いているだろう清居に、いつものジンジャーエールと水らしきもの（これスポドリかな？ 水かな？）を買ってきてあげる平良もめちゃくちゃ優しいけど、真っ先にその優しさを受け取ってガブ飲みする清居も優しいね……。優しさと優しさのぶつかり合い、この神社だけピンポイントで気温が上がっていることでしょう。

コンテストには興味ないふりをしながら、しっかりダンススクールに通い努力している清居。家のなかに居場所を見つけられず、テレビの世界に憧れた清居にとって、表舞台に出る仕事に就くのは長年の夢だった。「いとこが勝手に応募しただけだから」って、そんなことない！ 絶対に叶えたい夢だからこそ、無闇に口にしてバカにされたくなかったし、努力している姿も知られたくなかった。

ダンスに通っていること、清居は平良に「言うなよ」と釘をさす。「口が裂けても言わない」と平良は返す。「言わないと殺すって言ったら？」と訊く清居。ここの清居の横顔、何万年経っても劣化しない何かしらの方法で永久保存したいんだけど、どうしたらいいんだろう。平良の顔を下から覗き込む清居、ねえこれもしかして威嚇してるつもりだったりする？？？？？ いきなりのこの距離感は勘違いしない？？？？？ 清居をキングと崇め奉る平良じゃなかったら、条件反射でチューしちゃいそうじゃない？？？？？

そして、平良はこう口にする。「殺されるよ」。喜んで殺されるよ、って意味だよね。この言葉の破壊力は、すごい……。なんというか濃さがある。色で表したら濃いめのバーガンディかな（覚えたて）。

（結論）もっと早くふたりに出会いたかった

もっといろいろ書きたいことはあるんですが、4000文字超えてきたので衝動を抑えたいと思います。シーズン2の1話まで一気見した今の私の結論としては「もっと早く出会いたかった」の一言です。これTwitterでも言われたんですけど、ギャラクシー賞も獲っていて、国宝級のイケメンが揃っているこんなに素晴らしいドラマ、よく知らずにいままで生きてこられたね、私……。沼落ちした後って、沼落ち以前の自分に対して「よくも平気でのうのうと」と恨みますよね……。

シーズン2の放送中、そしてシーズン1の再編集バージョン＆劇場版公開の前に知れてよかったと思うことにします！！！ 2023年の運はこれで使いきった。

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しばらくnoteやTwitterは「美しい彼」ネタが続くかもしれませんが、検討の末、専用アカウントは作らない方向に決めました。私のすべてを出していくアカウントですので！ と、開き直っていく所存です。よろしければTwitterフォローよろしくお願いいたします……！