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『キッチンHERO(ヒロ)』誕生まで。 #8:1つ目のHOW

2020/9/3
今日も、神戸・元町のビジネス街にて出店しました。完売御礼、おかげさまで、また新たな収穫がありました。日々是勉強也。何より、楽しいです。

今回、#8の今回は、キッチンHERO(ヒロ)のHow=強みについて。僕はいつも、企画や事業を考える時、『6W2H』で考えると話してきましたが、Howは色んな捉え方があると思いますが、僕はHowを強みをどう作るか、と位置づけています。

と、言うのも、Howは直訳すると”どのように”事業を展開するか。ということになるので、いわゆる「マーケティング戦略」などがHowにあたると考えます。マーケティングの鉄則は「差別化」を図る、つくること。差別化で最も分かりやすいのはNo.1かOnly1をつくることが最も近道です。

とはいえ、レッドオーシャン(競争過多)で業界No.1になる、Only1を見つけてブルーオーシャンを開拓するのは簡単ではありません。

たとえ革新的な新商品を開発して、ブルーオーシャンに飛び込んでも、大企業をはじめライバルはすぐに流れ込んでくるので、Only1も簡単なことではありません。

なので、自分たちのオリジナリティ、アイデンティティ、存在意義を理解し、そこを磨いて強みになりうるポイント、自分の中でのNo.1に自身があるもの、Only1と誇れる特徴を見つけ、磨いていくことがHowだと理解しています。

少し前置きが長くなりましたが、キッチンHERO(ヒロ)のHow=強みは、大小さまざまあります。大・小、といったのは、事業戦略なのか、メニュー開発なのか、スタッフ(木戸とヒロシ)についてのことなのか。様々なレイヤーがあるので、いっぺんに説明すると長くなりすぎます。少なくとも、特筆すべき強みが5つあります。今後、1つずつ、ランダムに紹介していくとして、今回はそのうちから1つのHowをシェア。

今日は、#6でも少しシェアした『メニュー(=What)』に関わる強みを1つ紹介します。コレは、最初から前提として決めた強みであり、キッチンHERO(ヒロ)の土台です。むしろ、コレがあったから、飲食やるなら、大本命はヒロシと、、、と決めていました。(ねるとんで言うところの、「最初から決めてましたー!」って感じ。古いか笑)

※それは、『ヒロシが兼業農家である』ということ。

元々、妻(ヒロシの姉)の実家が兼業農家ということもあり、地元・神戸に帰ってきた頃から、実家の農業を盛り上げ、農作物を有効活用できないか、と思っていました。昇一さん(義理の父)がつくるお米は本当に美味しいのは知っていたし(毎日食べているので)、カタチは不ぞろいでも美味しい、新鮮野菜は絶対に使いたいと思っていました。

何より、昇一さんが、丹精を込めて、というか、本当に楽しそうに野菜、お米を育てていたのは知っていたので、「是非コレを活用する方法はないか」と、ずっとチャンスをうかがってました。

だからこそ、ヒロシとキッチンカーを始めると決まった時点で、「実家の野菜、お米を押し出した、中心に据えたメニューにする」、というコトが最初に決まっていたメニューの核でした。

協力な強みは、いくつかのメリットを生みます☆

当然ですが、自家農園ですから、野菜、お米は安く仕入れることができます。その分、メニューの価格を下げ、コスパの良いメニューを提供でき、デリバリーをしても成立する仕組みができています。ヒロシの仕入れ、原価コントロールにより、さらに利益率を改善していて、良い流れです。

さらには、「キッチンHERO(ヒロ)の食材原価」の大半は、当然、イコール「実家農家の売上」になります。これまで、農作物はお世話になっている近所や友人を中心に配っていたお野菜が(それはそれで素敵だと思いますが)、売り物になるわけです。

さらにさらに、「次は何をつくってほしい?」といつも聞いてくれていた昇一さんに、狙いや目的をもって、「トマトがほしい!」「サラダ用の葉物野菜を確保して!」「レモンも自家製でつくりたい!」という感じで、僕らのリクエストを嬉しそうに聞いて、次のトレイのモチベーション、昇一さんのやりがいにもつながっている、と、、、信じているのは僕だけでしょうか。笑

でも、業績もさることながら、みんなのやりがいや生きがいを生み出せる事業って、素敵じゃないですか。

このあたりで、今回のHowについては、以上です。