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結婚相手の条件は~系の話は、大間違いの元。本質は、○○を意識すること。

結婚相手にふさわしい条件はなにかとか、こういう人と結婚した方が良いとか。そんな話が世の中には溢れています。言い換えるならば、結婚に必要な資質や能力を分析して、さて、ならばそれらの値が高い人と結婚した方が幸せになれる、苦労しないと説明するわけです。それはかなり嘘というか、人を間違った方向に誘導する大間違いの元だと思います。





大間違いの元の理由 高望みに繋がりやすいから

少し視点を変えてみましょう。新しく入ってくる新人は、仕事ができて、明るくてコミニュケーションが取りやすくて。できれば取引先の受けも良いように、容姿も良い方がいい!!

そりゃそういう新人の方が良いけど、そんな新人いるか??って思いませんでしたでしょうか。

結婚で必要な資質や条件も一緒です。頭がよくて気が回って、体力があって家庭をよく回せる。また母としての育児力も高くて、最後は容姿も自分好みがいい!そりゃそうだけど、そんな人そういるかって話です。

正確に言えば、希少ながらいるには、います。しかし、そんな新人やパートナーは誰もが欲しがります。皆がより良いものを奪い合っているんです。あなたの会社よりも、あなたよりも、なにかしらの値が高い魅力的ななにかに先にとられていきます。仮に運よくあなたのそばにきたとしても、あとから来た誰彼の魅力的な提案に、奪われていくことでしょう。



掘り出し物探し

結婚相手にはこういう人が向いている系の話は、いわば、掘り出し物探しです。奪い合いの市場の中で、少しでもより価値のある掘り出し物をてに入れて得したい。プラスの結果を出したいと一緒です。

情報のやりとりが少なかった過去ならいざ知らず、現代では情報と市場が溢れています。掘り出し物なぞいまやほぼありません。仮にあっても、なぜその人はそれをあなたに紹介したり仲介する必要性があるのでしょうか。

つまるところ結局は自分に見あった相応の人が現れる。予算が百万なら百万相応の車しか買えないのです。

百万を握りしめて、もっと探せばいい車を、お得な車を買えるはずと信じきって、高望みして時間だけが過ぎていくのは馬鹿らしいと思います。



本質は、主語を自分にした条件を吟味すること

結婚相手に条件を求めるなとは言いません。判断材料や基準は必要です。しかし、こういう人がいいという資質や能力が高い系の条件の話を気にしても仕方ありません。上述の通り無駄です。

本当に必要なのは、主語を自分にした条件です。例えば、私はよくお酒を飲むから、相手もお酒をたしなめる人がいい。私はアウトドア派だから、休みは出かけることがリフレッシュになる。相手もそういう人がいい。一人の時間も大切にしたいから、同じ部屋で別々のことをしてても互いに気にしない人がいい等々です。

仮に、世間で言われる条件と結論は一緒でもいいと思います。私は整理整頓が下手な方だから、きれい好きで得意な人に助けてもらいたい。代わりに私の得意で、こんなことをしてあげられますとか。自分の年収が低いから、老後を考えると年収がいくら以上の人と結婚したい。お金の差の分は、その分家事育児や雑用の時間換算で返すつもりとか。

パートナーになるとは支えあうこと、ひとつになることです。下の例のような相手に求める条件ならば、代わりに自分が何を差し出せるかを伝えないと、ただの欲しがりさんのクレクレ君に、みんな去っていきます。誰だって当てにされたり、良いように使われたり、奪われたくないわけですから。



終わりに

条件系の話は、
・掘り出し物を見つけられる仕入先の紹介
・見落としがちな思わぬ失敗例チェックシート
・互いの価値観のすりあわせを円滑にするチエックシート
・自分を主語にした条件の参考例

この四つならば、意味があると思います。ただし、上述の通り、1番目は紹介仲介するメリットが紹介する側にないので、現実的にはほぼありません。

二番目はやり過ぎると、相手に求める条件となり自分が主語でなくなっていきます。あくまで自分では考えたこともなかったけど、こういう条件を見落としていないか?という視点です。自分を主語にした条件作りの参考のためです。四番目はまさにその通りですね。

最後に三番目は、自分を主語にした条件とは、多分3つか4つで、その人が本当に大事にしている部分に落ち着くと思います。ただ、本当に大事にまではしていなくても、共同生活をする上で、最低限ここは合っていないと、大事にしている部分が一緒でも生活は破綻するよって部分はあると思います。なので、一緒になる上での様々な価値観で、壊滅的に合わないところがないか事前にすりあわせる必要があります。

三千円の記事(読んではいないてすが……)が、結婚向きの高条件を提示するような内容の印象に見えて、それは違うよねぇと思って今回書きました。高条件系に振り回されている人は、B'zのイチブトゼンブを聞いてみたら良いと思います。そして、自分を主語にした条件を探すために、自分と向き合うべきです。

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