面白い動画記録その2 観測の限界説では??

量子力学が示唆した恐ろしい「世界の本質」


すごくわかりやすい量子力学の紹介動画を見ました。量子のもつれ、スリット実験の意味など何となくの理解だったものが深まりました。

本記事では、動画の最後に提唱されている作者の見解に胃を唱えながら、自らの見解や印象を提示してみようと思います。



作者の見解

1、量子の状態は、人間の観測によって、固定される(決まる)。
 → 人間の意志が、量子に作用する

2、量子テレポーテーション現象のように、1つの量子を2つに分けて片方を観測すると、もう片方もその観測で瞬時に固定される。どんなに遠く離れていても一瞬で。

1と2あわせて → もともとは、1つのかたまりだったのではないか。すべての量子や世界は繋がりがあるのではないか。だから、もはや細分化された人間の個であっても、つながりは残っているし、人間の意志(観測)によって、世界に作用を与えるということが起きるのではないか。




私の見解

量子云々や詳細はわからないので、的外れかもしれないですが、作者の見解は違うよなぁと思いました。私は観測の限界説を提唱したいですね。

人間が生まれるより前に宇宙が存在した以上、人間の在り様が世界に大きな影響を持つというのは誤りだと思うんですよね。また、意志が影響を云々というのならば、他の動植物らで意志のようなものがある個体もいますし、その辺の区別はどうなるんだろうとか。あとは、人間の意志の力というのならば、当然数の影響もあるでしょう。人間の総数がここまで爆発的に増加したのに、世界の在り方が劇的に変わったのかといわれると、そんなことないから、意志の力みたいな話は眉唾に思います。


うまり、

1、人間の観測によって、決まる。固定される
 → 観測という行為が、何かを介して干渉、作用している。

2、量子テレポーテーション現象のように、1つの量子を2つに分けて片方を観測すると、もう片方もその観測で瞬時に固定される。どんなに遠く離れていても一瞬で。

 → ある定められた量子同士には、つながりがある。そこには量子を作用決定づける、より大きな場やエネルギーや原理がその奥で作動している。だから、その上辺の量子は光よりも早い速度での現象が成立する。


というわけで、観測=みるだけ。相手には作用するはずがないという前提が誤りである。観測という行為のなんらかが、相手の状態やあり様に作用していると考えるのは、どうでしょう。

わかりやすくいえば、えんぴつとか箸を早くふると、残像がみえますよね。2本や3本に見える。でも目の限界を超えていたせいでそうなっていただけで、ハイスピードカメラとか写真を取れば、それは1つの状態や瞬間を切り取り点の1本の状態を撮影できる。量子の固定は、速度の話ではないのですが、そこでおきている人間と量子の話のイメージです。何が作用して、どういう尺度で測ればいいのかをまだ人間が理解できていない(多分当分無理)からこんなことになっていると。

また違う例えをすれば、人間が湖に手や石をなげいれて波紋ができたのと同じ感じでしょうか。人間の”意志”で、→ 湖に○○をした → 湖に波紋ができた わけですが、○○をしたの部分がどういう作用が起きたのかを理解できていなければ、意志で、湖には波紋ができてしまう。という結論になってしまいますよね。とそんな話です。

量子を動かしたり、量子に作用する、もう一段上や奥や土台や次元の異なる原理がそこに隠されている、でも人間には観測できていない。それは人間の5感を完全に超えている話ですし、これまでの物理学の尺度や概念すらも超えている話なのだろうと思います。本当に門外漢の素人ですが、そんなことを思った動画でした。色々考えさせられてためになりました。

最後に、量子を動かしたり方向づけたりする奥の原理を知るために、量子停止実験とかできないんですかね。何かで動いているなら一回止めてみる。で、色々外の条件を遮断していって、それでこれを外すと止まったままだぞ!?この力?場?次元?○○が作用している!!みたいな。停止させるなんて非常に大きなエネルギーがいりますし、そんな実験設備の考案もわからないですけれどね。


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