【ハンターハンター】 第4皇子ツェリードニヒの能力と周辺の物語考察

ぶっちゃけ私は、第4皇子の能力は全然強くないと思っています。もしかしたら終盤の展開ではあっさり死んでしまうかも???能力攻略についてと暗黒大陸(渡航)編での物語の広がりなども考えながら触れていこうと思います。



第4皇子ツェリードニヒの能力解説

絶と目を閉じれば、刹那で10秒間未来予知
10秒継続すると、以降は書き換え可能な黄金無敵時間へ突入
絶を維持して、一度目を開けると、刹那の10秒から即リスタート

というわけで能力の使い方としては、戦闘中や直前から、目をつぶり絶をする。相手の10秒間の未来予知情報が手に入り、戦闘を優位に運べます。但し、この場合は”未来予知”なので、自分が動きを変えれば、相手も動きが変わってしまう参考程度の情報です。

次は、絶と目をつぶるを10秒保持できれば、無敵最強反撃ゾーンに突入できます。致命傷の1撃を食らう(食らわせられる)未来が見えたならば、すぐに目を開け、すぐ一瞬目を閉じ10秒未来予知を挟んで(変更予定の10秒の未来での回避や、相手への未来での攻撃のヒットの最終確認をして、)実行します。

10秒の保持ができなくても、すぐに目を閉じれば、そこからいつでも10秒の未来予知からスタートOK。隙あらば何度もチャンスを狙えます。とまぁ一見強そうに思えます。




攻略法(弱点)

1、予知してもなにもできない場合

もうこれは古典ですよね。いわゆるくることがわかっていても避けられない!なやつです。幽介も心を読むボクサー相手にやってましたよね。右ストレートとわかっていても避けられない。ネテロさんの百式観音やバラの爆弾等、大規模攻撃や破壊力がありすぎる攻撃等の場合も同様ですね。10秒でどうしろと笑になります。


2、能力を無力化される

継承戦では、無効化能力者がちょこちょこでてきます。どんなに強い能力でも制限させられて満足に使えなければ、弱くなります。


3、主人公の急激な成長

ジョジョの第3部や第7部、第5部が顕著でしょうか。ボスの強さをまじまじと見せつけられて読者が絶望する、絶対無理だろこれと思った時に、主人公がさらなる能力に覚醒して勝つ。それまでの成長や伏線が生きていると最高に格好いいですよね。個人的には第7部の絶望感と盛り上がりが最高に好きです。つまり、どんなに10秒が無敵でも、それに無理くり打ち勝つ能力を主人公に授けてしまえばいいという話です、


4、未来予知の映像情報が不完全

操作系や特殊な一撃必殺系に対処不可
第4皇子は俯瞰映像で未来予知を見ているようですが、この映像だけだと判断ミスが往々におきそうです。例えば、はた目には、軽いパンチか何かにしかみえず、未来予知情報を生かして、それを軽くいなした。しかし本当は、それは操作系能力者の攻撃であり、触れてしまったことで操作されて一発アウトや、サンアンドムーンの刻印をつけられて特殊一撃必殺が決まってしまう等もありえます。


迎撃(カウンター系)に対処不可
身体を殴れば同じダメージが相手に行くとか、まぁ相手から殴られたりダメージを食らったら○○的なカウンター能力があるとします。かろうじて未来予知でそれに気づいたとしても、予知能力だけでは打ち崩せないですし。もし映像でぴんと来ないでそのまま殴ったとして、カウンター効果の痛い奴を貰えば、それで下手したら試合終了もあるかもしれません。


遅効性攻撃に対処不可
殴られた回数が増すと、だんだんその部位が重くなる能力とか、ナックルのハコワレとかもそうですね。軽い何かに思えても、書き換え可能な10秒を超えて時間経過で悪化する能力の場合、王子の能力では過去に戻ったりやり直しができないので、詰みます。



5、絶中には、弱放出系攻撃にも対処できない

正直これが一番安直で、効果的過ぎる封じ方な気がします。アリ編でフェイタンが女王にやられたように、弱い放出系攻撃でも無防備な絶の箇所に食らえば結構ダメージを食らいます。なので、王子が戦闘中に絶を多用するというのがわかっていれば、わかれば、絶をできないように、何秒間隔で周囲に小さい丸のような放出系攻撃を散布したり、罠のように仕掛けたりで、安易に絶をさせない、絶を10秒も継続できないことようにさせることができます。この案が一番現実的です。




というわけで、1~3はかなり慎重にしないと物語的に面白くならないのでまぁ、実際ないだろうとしても、現実的で安直な4や5の攻略法があるので、全然強くないと思います。





こちゅうらんの儀とパワーアップとラスボスはだれか???

というわけで、実は弱い?第4皇子なわけですが、物語のお約束である敵側のパワーアップ(私はまだ第3形態の変身が残っていますよ的な)があるはずです。残りのパワーアップ要因としては、自身の念で生まれた2体目の守護霊獣の力の分(1体目は約束を破ると段階的に~なので戦闘向きではない)。そして、これは勝手な予測ですが、こちゅうらんの儀で生贄になった王子たちのなにかが、国家国民繁栄の為に、最後は一人の継承者へと流れ、物語最終盤で、急激パワーアップする気がします。

この辺のパワーアップでまだまだ盛り上がり要素に溢れていますので、先は読めません。ただ、そうすると、完全に第4皇子=ラスボスという話の構図になってしまいます。継承戦の当初はその存在感から、ラスボス感もありましたが、最近ではなんだか、違和感もあります。




ラスボス?最終決戦?の展開とは

暗黒大陸渡航編でのラスボスや最終決戦とはそもそもどこに行き着くんでしょうね・・・。大枠は以下の通りのはず。

クラピカらがメイン舞台の皇子護衛ハンター達と王位継承戦
 →誰か一人が継承者になる。クラピカが第4皇子から目を奪う。
ヒソカと旅団の因縁が絡みに絡んだカキンマフィア展開
 →ヒソカがそこそこ旅団員を蹴散らしつつ、クロロを狩る

同時進行しているのですし、当然絡みがあってしかるべきですよね。シンプルに考えると、プラスプラスの共闘。マイナスマイナスの反発やバトルロイヤル。予期しない一撃や不運の発生で思わぬ事態。

共闘路線の場合は、エイイ討伐に協力や貢献した旅団と第4皇子の結びつきが増して、結果的に、クラピカとヒソカが、旅団と第4皇子に共闘して戦う展開の最終決戦になるかもしれません。
マイナスマイナスはなさそうですね。これだけ周りに敵がいる中で、さらに敵が増えても楽しくも何もありませんし。
予期しない一撃は、ドラゴンダイブでコムギが貫かれたようなあんな感じで、コレクションしていたひのめをヒソカと旅団員の争いで失ったりとか?物語の潮目が変わる展開のことですが、これもまぁ全然今のところ予想できるものじゃないですね。




おわりに

後半は中途半端な感じになってしまい恐縮ですが、以上、ハンターハンターの考察でした。最後に誰が継承戦を勝つかについてもう少しだけ。現国王が言うように、国家国民の繁栄の為に業を負うのが王という言葉の通りならば、その資質や条件に合っているのは誰なんでしょう。第9皇子感がひしひしとあります。

国民を支配して導くことこそが~となれば、人の支配に関わる能力にばかり開眼する気質の第4皇子がまさに適任なんでしょうが。なんかしっくりきません第4皇子が次の王とはとても思えません。傲慢で自分の事ばかりの第2は論外。幼稚故に自分の事ばかりを考えてしまう子供組も圏外気味に。

しかし実際問題率先して敵を殺しや攻めにでれない・・・第1皇子や第9皇子以外はじりじりとやられていくばかりなわけで。どんな時でも、王は王として生き残り王は王の道を行くものだみたいなこともいっているので、戦わずして勝つみたいな王の資質を持った皇子もでてくるのでしょうか。

ミステリでもちゃんと考え込んで犯人とトリックを一応なりでも推理した後に読む解決編の醍醐味はすがすがしいものがあるので、みなさんも良ければ、ハンターハンターの展開を考えてみてはどうでしょう。

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