暴飲暴食の果て

今年のお正月は食べる事にずいぶんお金をかけてしまいました。

2万円もするおせち、北海道のタラバガニ、いくら、うに、を旦那に買ってもらってしまいました。

もちろん、騙されて高いお金を払った訳ではないので、それぞれ値段に見合う味覚で大変おいしゅうございました。

しかし気付くと中に双子の赤ちゃんでも居るの?と思うような、メタボリックなお腹が出来上がってました。食べ過ぎたのです。

欲望のまま食べる、寝る、をこのお正月はむさぼりました。
しかし、幸せと思っていた瞬間はつかぬ間。

腹いっぱい食べた後、気が済むまで睡眠を摂った後、残るのは虚無感でした。

私は焦りました。
何をしたらこの虚無から逃れられるのだろう、と。
欲しい物を手に入れたはずなのに、何故、こんなにも満たされなくて空しいのだろう、と。

気が付いたら、友人にメールしていました。この苦しい気持ちから助けて、と。でもお正月の深夜、向こうにも都合があります。返事は返って来ましたが、何もないよ、夜中にごめんね、とメールを終わらせました。

人間って強欲ですよね。
生物として、食欲と睡眠欲が満たされたらもう幸せじゃないですか。
なのに、涙が出そうなぐらい辛いのです。

マジで助けて欲しいくらい、小説執筆が上手く行っていないのです。
お前、そればっかじゃないかってぐらい、自分でも嫌になるのですが、上手く行っていないのです。小説の資料の本はことのほか難しく、読むのがしんどいのでした。

もう、出来ない事を認めようよ、他の楽しみを見付けようよ、と思いました。このままじゃ、過食、過睡眠を繰り返して、とんでもない肥満体型になってしまう。小説を書かなければいけないと言うストレスに精神が悲鳴を上げているのです。もう、自分をごまかしてはいけないレベルに来ているようです。

書きたかったなあ。
今、書こうとしてる小説はある人に捧げるレクイエムにしたかったのに。
導入部分の文章は気に入っているのに。
書きたかったなあ。

今回は落ちは無いnoteになります。
noteを書く時はいつも最後の締めが難しいです。
例え、誰も読んでくれなくとも、落ちは決めないと、と思って書いてました。でも、もう、いいや。誰も見てないもんね。

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