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"竜馬がゆく”漫画化されてるの知ってるかな?

「司馬遼太郎さんの”幕末3部作”ってどれかなぁ???」

「3つに絞るの、大変だね!」

「”新選組血風録”  ”世に棲む日々” で、”竜馬がゆく”あたりかなぁ・・・。」

「じゃ、”燃えよ剣”は???”最後の将軍”は?、で、”翔ぶが如く”はあ????????」

「うるさいですよ、姫。そんなこと言ってたら、3部作にならないでしょ。」

「8部作くらいにしたらいいんじゃね???」

「それでもたらんでしょ!w」

「ま、幕末ものはやっぱり”維新”側だよね!」

「西郷、大久保、高杉、桂、そして、竜馬!」

「脇役にも、徳川慶喜、勝海舟、その他、多士済々でね、面白い。」

「歴史自体が、群像劇になっていますからね!」

「全てを知っている人がいないんだな。慶喜は、ずっと一人でもがいている。で、将軍にはなったが、ツンボ桟敷におかれたような状態で、実際に物事が動き始めて、事態が思ったように動かなくなって行くと、さっと躱して、静岡に引っ込んでしまうね!www」

「越後、会津、東北方面では、置き去りにされた旧幕臣が、時流からツンボ桟敷に置かれた旧藩と一緒に新政府と戦うが、榎本武揚だのは、全てを悟って、新政府側に寝返るね!」

「新政府は、イギリスの後援を受けた近代軍隊の形式を備えて、農民出身の鎮台さんが、武士を蹴散らして行くね!」

「時流と武器の優劣は如何ともしがたいね!」

「越後など、大砲(アームストロング砲、ガトリング砲)やエンフィールド銃、スナイドル銃、シャープス銃(軍用カービン)まで持っていて、抵抗していたけどね!」

「それは、”花神””峠”などで、司馬さんが扱っているね!大河ドラマにもなって、河井継之助を、乗切った時期の高橋英樹さんが演じて、この報われなかった越後・長岡藩の家老を一気に有名にしたね!」

「司馬遼太郎さんの”功績”としては、沖田総司、坂本龍馬などの”キャラ”を一般の人たちに浸透させたことだろうな。」

「特に、沖田って人は、新撰組の人殺し一族で、司馬さんが描くまでは、そんな爽やかな好青年ってイメージじゃなかったそうですね!」

「実際には、20そこそこで、維新前に結核で死んでいるのでね。記録にほとんど残っていない。総司の”三段突き”って言えば、土方歳三ですら、受けきれなかったって言ってるね!」

「彼ら(近藤、土方、沖田)が、三多摩の田舎道場でやっていた天然理心流ってのは、名前こそそれっぽくつけてあってかっこいいが、野伏の槍稼ぎに毛が生えたようなもので、いまのスポーツ剣道では、全くない。」

「それは、竜馬の北辰一刀流(千葉道場)も、桂小五郎の神道無念流(斎藤弥九郎道場)も同じでしょう???」

「ああ、それらも、今のスポーツ剣道ではないが、まだそれにつながる立会いや所作に作法があったり、型がある。天然理心流など、とにかく、まず相手のスネを何が何でも切りつけて、相手が身動きできなくなったところを”トドメをさす”みたいなことを大真面目に練習していたらしい。」

「今、剣道でやると、反則負けですね・・・・・・・。」

「当時は、実際に、そこら中で”天誅”と称して、人殺しが普通に行われていたからね!生き残る事が先決だったね!」

「最近のテロブームも、彼らの頃の”天誅”と変わりませんよね!気に入らない奴バラは殺せば良い!ってのが、歴史的に一切、良い方向に機能しない事を学んだ方が良い人たちがいるね!」

「何に脅かされてそんな発言しているのか知らないがね、その上、殺した方を褒め称える風潮も、幕末の”尊皇攘夷”そっくりだね!」

「そんなことしても、歴史は良い方向に変わるどころか混迷するだけだってことが歴史からわかるんだけどな!!!」

「歴史、歴史うるさい連中が、最も、歴史から学んでない。彼らが殺した坂本竜馬、大久保利通などが生きていれば、また違った歴史になったろうとこが今では、わかるのになぁ・・・。」

「維新の元勲が、どんどん小粒になって、結局、明治から、大正、昭和で、軍部が独走して、他国を蹂躙し、敗戦!そして、今、令和だよね!」

「歴史は、学ぶことに意味がある。それは、細かい年代を暗記することとかよりも、時代時代の流れやその時の雰囲気を感じて、何があったか、それがどう機能したか、そして、それを何が変質させて、灰燼に帰したか?などを流れの中で捉えることだね!」

「日本には”漫画文化”があるので、ぴったりですね!www」

「”竜馬がゆく”が文春から、漫画になってるよ。」

「司馬さんの”幕末モノ”は、文春から出てるのが多いね!」

「漫画も、文春!」

「これは、今の子たちに眺めて見て欲しいですね!」

「歴史物語は、このくらい登場人物が生き生きと動き回らないとね!www」

「”続き”も、文春オンラインで続いてるらしいね!」

「へー、俺も読んでみよっと。」

「元の小説、長いからね!全8巻とか、10巻とかあるので、漫画の方が気楽に入れて、感動は、同じくらいだと思うぞ。」

「敬意を表すため、司馬さんの幕末、明治モノのレファレンス、あげとくね!!!」

「短編や中編も入れたら、もっと、いろいろありますよね!www」

「漫画化されていくと良いね!」

「読者が増えますからね!」

「読んだ上で、誰が何を考えるかは自由だけどね!w」

「まあ、そうですよね!」

「司馬さんは、ノモンハンのホンの僅かの生き残りで、本土に僥倖でおかえりになられたので、”使命感”のようなモノがあったよね!」

「幕末から、明治までの”偉人”たちの意志とそれがどのようにねじ曲げられて昭和に至ってしまったかを書き残しておく”権利も義務も”感じておられたように思う。」

「さっきまで、朝飯一緒に食って話していた人が、午後の戦闘で、真ん前で、頭が吹っ飛ぶみたいな事が何度もあったみたいですからね!」

「ノモンハン、アッツ島、キスカ島(アリューシャン)、レイテ島、ルソン島(フィリッピン)など、ほぼ全滅した戦闘での生き残りの方々は、何か使命感を持って、戦後生きてこられた方が多いね!」

「ダイエーの創業者中内氏も、そのような事をどこかで述べておられますね!」

「もちろん、エンタメにならなければ、残らない部分はあるんだろうけどな。」

「司馬さん、ええ仕事残しましたよね!」



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