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「裁ほう上手」の恩恵にあずかる

 買っていたけど、未開封だった「裁ほう上手」。ついに使う時が来た。

 小1の次男の、”一年生の間はつけていなさいよ”と配られた黄色いランドセルカバーがほつれた。ずれ防止のために、かぶせの裏側に横に渡っているベルトの本体との縫製部分の糸が切れてしまったのだ。
 ランドセルからずれたりはしないが、外れたベルトがぺらぺらと鬱陶しいので直そうと思った。

 ところで縫い代がほとんどないのである。5ミリあるかないかだ。生地はナイロン。縫う距離は3センチくらいなので手縫いしようかと思った。しかし手持ちの縫い針、縫い糸が太すぎる気がした。これでは下手したら縫ったところで生地ごとほつれて、また補修する羽目になるんではないだろうか・・・。

 どうせ後半年しか使わないお道具なので、そんなに手をかけたくない。でもミシンを出すまでもない。そこで白羽の矢が立ったのが「裁ほう上手」である。

 布ならば、できることなら縫いたい派である。しかし今回テントのような布であるし、縫った方がほつれそうだし・・・なんて理由をつけないとこういう新しい道具をさっさと使わないくらいに面倒くさい自分である。

 貼り合わせたい部分両方に「裁ほう上手」を塗り、貼り合わせる。当て布をしてアイロンをかけて、冷めれば出来上がり。お手軽だ。

 ああよかった、ものの数分で作業が済んだ。ミシンを出してしまうだけで時間がかかるので、本当に少しだけの補修なら今度も使えるなと思った。

 そしてカバンにカバーをかけたところ、どうやらこの掛けカバー、次男のランドセルには少し小さかったらしい。ぱつぱつだ。もともとサイズが合っていないからほつれてしまったのだろう。

 接着したものをテンションがかかる部位に使うのもなあ、と、ベルト部分をかぶせからは外して、ランドセルにかけることにした。

 ぺらぺらになっていた部分をおさめるという目的は果たせたし、これでよしということにする。
 

 

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