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即入院から即手術。そして命拾い

こんばんは。
今日は2022年1月9日(日)ですね。
ここ数日は怒涛の出来事が続き、今日がいつで何曜日かがおぼろげであります。

1月5日に、がん専門病院での初診でした。
私の想定では、この日は先月までかかっていた病院の紹介状や診断書などをもとに、今後のPET検査や入院日などが決まっていく日かと思っていました。

しかし、9:30の初診でまず主治医となる先生から、「まずはもう一度CTや心電図、レントゲンを撮りましょう」ということになり、病院の各検査を歩き周り、10:30〜12:00で一通り終了。
そして再び主治医と対面。

検査結果から主治医は私の目をじっかり見つめ、開口一番
「今日、入院しましょう」

えっ!?
確かに体調はかなり悪いけど、、即入院とはどんだけ自分の体がマズい状態なのか?!
なになに?? 一瞬、表情が固まる。。

どうやら、リンパ腫のガン治療うんぬんの前に、リンパ腫により機能が悪化していた腎臓が相当悪くなっていたようなんです。
このままだと、人工透析になってしまう。
それはなるべく避けて欲しいから、「まずは腎臓から救わねば!」と先生は強くおっしゃってくれました。
そして、急遽、腎臓内科と連携をしてくださり、その2時間後には手術台に腹ばいになることに。

手術の前に、とりあえず母親や仕事関係の電話を10分ほどで済ませ、まずは入院する部屋へと車椅子で移動させてくれました。
車椅子に座った週間に急に気分が病人モードへと。
あれ? 私けっこう大変な状況なのか。。

病室に着いてまもなくパジャマに着替え、ストレッチャーへ横になり手術室へと運ばれる。
私の腎臓は12月の診断では、片方の腎臓がリンパ腫による圧迫で機能してないと言われていました。
もう一つの腎臓ががんばって動いているけど、そのうちそっちも悪化する可能性があると前の医師から言われてました。
その医師は、まずはリンパ種を小さくしてみないと腎臓はどうなるか、、という感じの説明だったんですよね。
だから腎臓のことは二の次っていうことでした。
しかし、そんな悠長なことを言ってられない状態だったようです。
「あと1週間遅かったら命にも関わっていました」と。
え、、!? 命、、
急に死の可能性を突きつけられて、再び動揺。。
もうあれこれ考える余裕もなく、言われるがままに動きました。

腎臓が機能してないといういうことは、尿を体の外に出せなくなるということ。
すでに左側の腎臓は、その状態の水腎症というのになっていました。
頼みの右側も水腎症になりかけてるとのことで、腎臓に管を入れる手術をして尿を出すことに。
腎臓は一つだけでも働いてくれたら、日常生活にあまり支障がなく過ごしていけるとのことで、主治医の先生もなんとか右側をダメにしたくないと。
懸命に対応してくれようとする姿に心を打たれました。

腎臓に管を入れるのと同時に、腎性検といって腎臓まで針を通して細胞を取ることもしました。
腹ばいになった腰に局部麻酔をかけてやったのですが、この麻酔から激痛だったんですよね。。
痛いだろうと予想はしていたのですが、急なことだったせいもあって心は不安でいっぱい。

でも、手術の時の看護師さんがとても優しく対応してくださり、そしてまさに激痛が発生する時に私の手を握ってくれたんです。
そのあとも手術が終わるまで、私が痛みで手を強く握り返しても、看護師さんはしっかりぎゅっと握り返してくれて。
その手の温かみに救われました。
その時に初めてあった人だけど、こん先はもう会うことはない人だと思うけど、思い出すと今も涙がつたってきます。

きっと「がんばれ!痛くない!」と100回言われるよりも、体温を感じる肌と肌の触れ合いの1回の威力にはかなわない、と感じました。
うまくいえないけど、直接触れ合うことをすごさを強烈に感じた出来事でした。

もし今後、自分の大事な人たちが辛い状況になってしまった時は、私は迷うずその人を強くぎゅっとハグしよう、とそんなことも決めたりした日にもなりました。

手術後は2時間は安静にしてなくてはならず。
とりあえず、母親には18時にひとまず必要な物を持ってきてもらうことになり、主治医から現状と今後の治療方法を聞くこととなりました。

70代後半の母親も、娘の突然の入院でびっくりだったことでしょう。
そして、慌てて荷物を揃えたり。
この寒い時期に夜に病院まで来てもらい、ほんとに申し訳ない気持ちでした。
翌日の東京は大雪だったので、入院が1日早かっただけでもよかったのですが。
ありがとう。お母さん。
私の体調が回復したら一緒にいろいろ楽しいことしましょう。
それまでお母さんも元気でいてね。

がん治療の前に腎臓の問題がこんなことになろうとは。
翌日からも検査続きとなりましたが、続きはまた。。








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