ものの本質が本当は見えていないかもしれない話
学生の時教職課程を履修していたのですが、その必修科目で哲学概論と倫理学概論がありました。夜も更けてきた(大袈裟ですが)金曜日の5限、6限に。確か哲学概論で現象学についての説明を先生がされていた時に話していたことば。「今見ている世界は、頭の中で想像している世界にすぎないんです」とも話していた気がします。1週間の最後に、私は何の話を聴いているんだろうと思ってしまいました(すみません)。
今日この写真を撮った時に、学生時代のこの話を思い出しました。私がシャッターを押したタイミングが悪かったのですが、ファインダーを覗いた時赤信号は点滅していました。レンズを通さずに見ると、その点滅を確認することはできません。それに気づいた時、普段見ている景色にはどれもフィルターがかかっているのかもしれない、逆に写真こそが本質を写しているのかもしれないと思いました。同時に「目で見ている景色をそのまま写す」と言うことはより難しくもあると感じました。
そうなると(いやそうでなくても)、私は何を撮りたいんだろう、ものの本質をみたいのだろうか、とかまた別の疑問が出てきてしまって。とりとめもなくさらに書いてしまいそうなので、今回はこのあたりで。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。