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自分の画風に辿り着く経緯

これはなかなか文章で簡単にはお答えできないですし、人それぞれ違うとは思うのですが、基本的にはやはり好きな作風の人を見ることから始まるのは一つの基準かとは思います。

自分の場合は、まず画材を一通り習得することから始めました。そのようなカリキュラムになっていたので。その中から自分が好きだったり、合いそうと思う画材を選ぶことによって、同じ画材で描いている好きな画風の人を探して、模写したりしました。画材が作風を決める部分も少しはあると思います。

もちろん好きな作風の系統を探ったり研究したりすることは役に立ちますが、作風というかタッチは表面的なものなので、それが全てでは無いです。

あと、イラスト群だけから探るのではなくて、アーティストや特に過去の画家も含めるほうが良いと思ってます。幅を広く取るという意味で。

自分の絵を見つけるには、人がどう描いているかではなくて、自分ならこのモチーフをどう描くかを意識することが大事と思います。たとえば木を描くとして、その木を自分はどう見ているのか、どこが面白いのか、省略すべきなのか、強調したいのか、どんな存在として絵の中に描きたいのかなどです。

人の作風を研究しても、それはその人の描き方をなぞっているだけです。そうは言っても実際参考になるものがなければ何も描けませんし、先に述べたように人の作品を模写したりするのは役に立ちますので、理想的には自分の見方と作風の研究と両方やっていくことじゃないでしょうか。
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作風は表面的というか、むしろコンセプト(自分の視点)が作風として現れているから、作風だけを見ても本質的ではないとしたほうが良かったかもしれません。

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