SHAKEに心を盗まれる

自身の状態によって感じ取り方が違うと前回のnoteでも書いた。
一見、陽気に見えるバラエティに感動したり、御涙頂戴の意図に気づいてしらけてしまったり、雨が強く降る日をセンチメンタルな自分に寄り添ってくれていると感じたり。
何気ない瞬間の連続に感情の起伏が激しくなる毎日が続いているように感じる。
そんな心の喧騒から脱げ出せる瞬間は音楽にあると思っている(僕は)。

SMAPの「SHAKE」を聞いている。
1996年にリリースされたこの曲は勿論1歳の頃に聞いていたわけではないが、今この瞬間の僕の味方だと感じさせてくれる。
当時のことは分からないが、1996年はおそらく浮かれていた時代だったと思う。
映画「サニー」を観るとそう感じざるを得ない。
そんな時代に「SHAKE」が世に出たのは必然のように感じる。
時代が進み、26年経った今もこうやって僕の耳に届いて気分を上げてくれる。
どんなことがあっても、どうとでもなる!バカになって騒いじゃえばいいじゃん!と歌が訴えかけてくるように。

きょう会わない?ってキミの電話があった瞬間にボクとキミはシンクロしていて、溶け合うようにその後の時間を過ごす。この冒頭だけで、どれだけご機嫌な事かなんてすぐに分かる。笑
目の前にある山積みの宿題も渋滞で動かないタクシーも憂鬱なこと全て取っ払って気分が上がる瞬間にトリップ出来る。

音楽の力は偉大だ。
SMAPさんのバカ騒ぎ具合を見ると何もかも吹き飛ぶ。
是非聞いてみてください。

追記

このSHAKE、観たら分かる通り、観客演者会場全体が溶け合ってる。
以前、ある方に1996年も前の前の紅白歌合戦を観せて頂いたことがあります。
現代の音楽番組ではあり得ない状況が繰り広げられていました。
一つは自分の出番ではない時に常にステージのひな壇にいて自分の組の演者さんを応援してノリに乗ってます。
中森明菜さんが和田アキ子さんや水前寺清子さんと肩を組んではしゃいでいる。何だか不思議な状況です。
もう一つは、報道の寛容さ。
誰々と誰々が付き合ってる、熱愛報道が出ているニュースがあると当然の如く切り込んでいく。現代ではプライバシーを重んじるが故にないのかもしれないが、それをネタに変えて会場やお茶の間を沸かせているのが観て分かる。
そんな状況は今となっては伝説と化していますが、このFNSのSHAKEは僕が観た伝説を彷彿とさせる溶け合い方をしていて、思わず感動してしまいました。
先輩後輩、男女関係なくはしゃぎ散らかすこの時間は画面越しでもハッピーが伝わってきます。
SMAPという全世代の象徴的スターが歌って踊ってはしゃぎ散らかす。
それだけで、幸せな気分に出来るSMAPさん達にしか出来ない時間掌握です。

SMAPが活動していた瞬間を目撃できた幸せな気分を噛み締めたいそんな夜です。

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