「たまに」だから良いもの

熱量高めでお送りでしたいので、今日あったことをババっと書きます。

昔からちょくちょく聴いていたラジオでしたが、3年前くらいから色んなラジオを聴くようになって、今も聴き続けています。
3年前にラジオを聴いてからラジオの不思議な連帯感や狭く深くのスタンス、自分だけがパーソナリティーと繋がっている感覚はとても心地良いものなんだと思って聴き続けてしまっています。

そんな中、ニッポン放送主催の「ラジオスターライブ2022」があると言うことで行ってきました。

良く聴いている人たちをリアルで見られるというのは、ラジオを聴く時に感じる不思議な感覚より、一層不思議な感覚でした。

勿論、テレビで見る方々だし、声も聞いて文章も読んだりする。
ただ、姿形を自分の目で見たことがない。という状況です。
イベントが始まって袖から出てきた瞬間、冷静さと高揚感が入り混じったような感覚でした。

この2年で知り合った人たちも殆どが同じような感覚になる事が多いです。
知り合ってるけど、会ってない。
知ってるけど、会ったことがない。
まだ、この2年で知り合った人たちの中で直接会ってない方もいるので、今回感じた感覚に似たような状況に陥るのかなと思うと、それはそれで面白いなあと思いました(メディアの向こう側の人と同じ空間にいる状態とは少しニュアンスが違うと思うけど)。

そして、イベント中に自分の目で見たメディアの向こう側の人たちに感じたものに加えて、感じたものがリアルの空間の共有です。
最近は、コロナの対策として配信イベントも本当に増えました。
今まで現場に行かなければ掴めない情報を電波に乗せて、自分の居心地の良い空間で落ち着いた雰囲気で感じ取れる素晴らしい環境を手に入れた気がします。

今回の「ラジオスターライブ」はリアルの空間で、僕含め5,000人の方の息遣いを感じながら観たのですが、これも2年前であれば当たり前だった気がします。
2年のお預けを食らった人たちの興奮とラジオから来る連帯感が掛け合わさって、強いパワーを前から後ろから隣から感じました。
おそらく、この2年が無ければ感じ得ない感覚だったと思います。
接続を精神で感じ、他者の感情の確認をSNSでする2年は、それはそれで良かったのですが、やはりリアルに人が集まるあの空間は沢山の人と融解しているような感覚があって気持ちの良い時間でした。
ただ久しぶりなので、神経が研ぎ澄まされ過ぎて疲れた感覚もありましたが。笑

リアルで無ければ味わえない、演者さんとお客さんが共に作る「うねり」を久々に体験しました。

「たまに」だからこそ味わえて、「たまに」だからこそ2年前以上の感覚で楽しめたイベントでした。
この「たまに」が「たまに」じゃなくなった世界に戻ったとしても、この感覚は出来るだけ薄れたくないなと思ったそんな時間でした。

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