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AKIBA活動報告2022/12 と、新年あけましておめでとうございます。

おはようございます。
というか、新年あけましておめでとうございます。kiwami 三鴨です。

いやぁ。月イチ更新をなんとか保ってきたものの、なんだか年末年始バタバタしていたら記事アップするタイミングを逸してしまいまして。
そう、今年は元旦に上げる予定だったんスという事にしましょう(汗)。

さて。12月の振り返りで・・

■12/5~7 Japan Build 店舗DX展(東京ビックサイト)に出展しました。

JapanBuild 店舗DX展


自社出展の展示会も4月のリテールテックに続き2022年で2回目になりました。先月のnoteでも報告させて頂いたのですが。3日間、たくさんのお客様に来場いただきまして。ありがとうございました。
店舗DX展ということで、リテール業界の方などが多いのかな?と思ったものの。Japan Buildという建築系の展示会という事もあり。前回のリテールテックとはだいぶ毛色の違う来場者の方々が多かった気はします。その点で言えば、逆に面白い展示会だった気もします。
たくさんのお客様とコンタクトできたので、これから営業がんばります!

■日経クロストレンド「未来の市場をつくる100社【2023年版】」にkiwamiが選定されました。

これは、めちゃくちゃすごい事なのでは?(自画自賛)と思っている、年末を飾る話でして。ちょうど前段の店舗DX展開催中に発表されたので、記事を見てブースに来てくださる方も多かったです。さすが日経さんの影響力。
この手のものは広告費をバーンと払ったら載る系の提灯記事かと思っていたら。まったくそんな事はなく、聞き取り取材などを通じてかなり厳選にチョイスされているようです。2023年、これは春から幸先のよいことで。

■BIPLOGY(旧 日本ユニシス)様の提供するバーチャル住宅展示場「MY HOME Market」上にxR Castが採用されました。

こちら。プレスリリースでも出させて頂いたのですが。BIPLOGY様の提供する「MY HOME Market」というサービスの上で、僕らのVR店員ソリューションであるxR Castが採用されました。
こちら、さらに面白い事に、僕らのようなスタートアップとの取り組みで、BIPLOGY様の株価にわずかながら影響を与えたとの記事も出ておりました。

オープンイノベーションなどで大企業の皆さんが、僕らのような弱所スタートアップとコラボレーションする意味の1つがこれだと思うのですよ。イノベーションとスピード感と本質への切込み、良い意味で過去のしがらみがなく、シンプルな問題への向き合い。ぜひ、2023年も大企業の皆様とコラボレーションしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

■雑誌「アイ・オー」(工学社)に私(三鴨)の記事が掲載されました。

アイ・オー 2023年1月号

個人的には年末最後を飾るネタとして思い入れが強い話でして。こちら表紙の一番いい場所に写真も載せて頂いており。僕の記事もカラーページに!
この雑誌、僕の世代にはGoogle以上のバイブルでして。小中学生の頃の僕は電子工作にハマっていて、ボロボロになったアイ・オーを片手にアキバの部品屋を歩き回っていました。メッセサンオーもない、メイドもいないアニメもない、サブカル以前の電子工作マニアの僕こそが元祖アキバ系だと断言しましょう(笑)。
この雑誌が、令和の現在も紙媒体として生き残っているのに驚きましたが。本当にレジェンド中のレジェンド、アイ・オーさんには足を向けて寝られませんし。現代の日本のテックギークを育てた雑誌として、国家レベルで維持しなければならない気がします。
そろそろ店頭にも並んでいると思いますので、もしご興味がありましたらぜひ手にとってみてください。
個人的には自分がバイブルとした雑誌に40年以上越しで自分の記事が載るというのは、なんだろう・・胸が熱くなる話でした。

■まとめ
貧乏暇なしと言いますが。12月も忙しい月でしたが。気がついたら新年明けておりました(汗)。社のメンバーには、スタートアップに年末年始もねぇ!と口では言いつつ、体は正直なので、年末休み直前くらいからどうも体調を崩したりしてしまいました。いかんせん歳ですかねぇ。

さて。今月はアイ・オーのネタで、締めくくってみたいと思いますが。自分の人生を変えてしまうような本(雑誌)に出会う人ってどのくらいいるのでしょう。そういえば、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の伝説のスピーチで卒業生に送る言葉として、
”Stay hungry, stay foolish”
という文章を引用した、Whole Earth Catalog(全地球カタログ)という雑誌はジョブズの人生に影響を与えた雑誌なんじゃないか?と。彼も紙でできたGoogleと称してました。

ジョブズにとってのWECのような存在が、僕にとってのアイ・オーだったと思います。Googleはおろかインターネットも無かった時代、趣味の電子工作という分野での日本のテックギークの創世記、その世代にとってアイ・オーは唯一の情報源でありGoogle以上の存在だったと思います。
前段でも挙げたように、当時の僕は半田のヤニでボロボロになったアイ・オーを片手にアキバのパーツ屋をウロウロし、部品リストに乗ってる部品がたった1個だけ手に入らなくて落胆し、お店のおじさんのこれ使えるかも?という情報に踊らされて使えたり使えなかったり。小遣いを叩いて作った回路に電源を入れる瞬間にドキドキし、動かなかった時に落胆し。うちの息子は部屋に籠もって爆弾でも作ってるんじゃないか?と心配する両親に部屋を荒らされ(1970年代当時、まだ学生運動が盛んだった)。
中学生の頃に尊敬する人を則巻千兵衛(Dr.スランプ)と真面目に言ったら教師にガチキレされ。(センベエさんは本当にすごい)
改めてアイ・オーに寄稿させていただくに当って、当時のあらゆる記憶が呼び起こされてきました。
で、いつの頃からか、この雑誌に16進数の数字が数ページにわたり載るようになり、それがプログラムというハンダ付けをしなくても電子回路に複雑な処理をさせる事ができる夢の技術だと知り。BASICが出てきたときは衝撃を受けたりインタプリタの実行速度がアレで落胆したり。
お父さんが外資系企業で働くお金持ちの同級生の自宅にApple ][ cがあるのを知り入り浸ってプログラミングに没頭し、当時のアイ・オーやマイコンBASICマガジンに投稿し、それでも当時の中学生の僕にはマイコン(今のパソコン)はフェラーリを買うようなもので、当時40万以上、いまで言うと感覚的には200万円以上?一生手にはいらないものだと思っていましたが。この雑誌の裏表紙の広告にNECのTK-80というワンボードマイコン(たしかキットだった)が激安の6万9800円という衝撃の値段で出たのは今でも目に焼き付いています。それでも買えなかったんですけどね。

結果、金持ちの同級生のご家族からクレームを受けた(僕がよその家のお父さんの書斎から出てこないので)うちの両親が、数年分の小遣いとお年玉とクリスマスと誕生日と引き換えに、貧乏人のAppleと呼ばれた当時6万9800円のcommodore VIC-1001(本国ではVIC-20)を買ってくれるに至るわけですが。このとき、親父と初めてアキバに来たのを今でも覚えています。ゴミ捨て場で拾ってきて自分で直した白黒テレビとVIC-1001を接続して「A」のボタンを押して画面に滲んだ「A」が出たときの感動(原始人並)は、いまの子たちには伝わらない(それが電子回路的にどれだけすごい事なのか現代人には理解できない)ですが。そこから40年以上、コンピュータさんとはたぶん死ぬまでの付き合いになるとは面白いものです。

この辺から先を語りだすと。コンピュータの歴史とともにDOSからネットワークから、PICやらMODチップ(当時は合法)やら、電話帳くらいの分厚さの本が書ける自信があるので、このくらいにしておきます。そういえば、アイ・オーも全盛期は電話帳くらいの厚さだった頃もあったなぁ。

さて。2023年、明けてしまいましたが、2022年、皆様にとってどのような年でしたでしょう。kiwami にとってはかなり飛躍の年だった気がします。売上も昨年と比べるとびっくりするくらい上がりました。

悲しいこともありました。8月にお世話になっている税理士の先生がお亡くなりになり、ご恩返しができなかった心残りもありますが。もっと、もっと頑張って、天国で、あの会社が今みたいになったのも俺のおかげなんだと自慢できるようにもっと頑張ります。

さて、2023年。いま仕込んでいる色々なプロダクトもどんどん表に出していきます。社員も増やします。

というわけで。kiwami では一緒にスタートアップを楽しめるメンバーを募集しております。ぜひ、われこそは!という方がいらっしゃいましたら。コンタクトとってみてください。

では。今年2023年が、皆様にとって素晴らしい年になりますよう。
引き続き、よろしくお願いいたします。

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