マインドフルネス「今ここに集中する」

ここ数年、マインドフルネスという考え方が流行っています。マインドフルネスとは簡単に言うと「今ここに集中する」という禅的な考え方のことです。マインドフルネスをには、集中力や記憶力の向上、ストレスの低下や免疫力の向上などの様々なメリットがあります。

しかし、ただ単にマインドフルネスという言葉を鵜呑みにして、今ここに集中するだけでは先の大きな結果を作ることはできないのかもしれません。

まあ、マインドフルネス自体がそもそも現在にのみ集中する行為なので、先に得られる結果について考えるというのは違うかもしれませんが

（ここでは、マインドフルネスを瞑想のことではなく、今ここに集中するという行為として扱っていきます。）

マインドフルネス後の結果を考えると？「過去と未来も考えるマインドフルネス」

マインドフルネスをやるにしても、「過去と現在と未来という流れを考え知った上で、今ここに集中する。」のと「過去も未来も知らず、単に今ここに集中する。」のでは後の結果が変わってくると考えます。

未来を考えると、今ここに集中することで、結果として何が現れるのか？何が得られるのか？が理解できる。結果がわかれば「あとはそれをやるだけでいい」と安心して今ここに集中できます。

過去を考え知ると、なぜ今これをやらなくてはならないのか？やるべき理由に気づいたり、実行する段取りを整えることができる。やる方法が決まれば、単に今ここに集中するのではなく、モチベーションを保ち効率的に今ここに集中して作業を行うことができます。

マインドフルネスに慣れてきたら、流れを考え効率を上げてみる

単なるマインドフルネスでは、脳をフロー状態（今ここに集中することで、俗に言うゾーンに入ったような心理状態になること）にして心地よく作業を行うことができますが、マインドフルネス終了後の結果が、流れを知ったマインドフルネスと比べて変わってしまうと考えます。

初めてマインドフルネスを行う人は、マインドフルネス自体に慣れるのが重要なので、今ここ目の前のことに集中して作業を行うだけでいいと思います。しかし、慣れてきたら今ここの前後に目を向けて、マインドフルネスの効率をあげてみるのも重要になってくるのではないでしょうか？