書評 『やってはいけない健康診断』

どんな本ですか?

医療界のクズさ加減をこれでもか、というくらい書いた本です。偉い先生二人の対談形式になっています。

どうクズなのですか?

医療界もお金が欲しい。儲けるには患者を増やすしかありません。でも、最近は衛生環境も食生活も豊かになっているので病人は減っていく一方。じゃあどうするのか? 「健康な人を病人に仕立て上げ、病院通いをさせる」ことですね。なので、働く人全員に健康診断を受けさせ、少しでも問題があると病人扱いにし、薬漬けにして副作用でさらに身体を悪化させます。高血圧とされる値もどんどん下がっているようです。下げれば下げるほど、高血圧の患者が増え、降圧剤が売れますからな。そうなると医療界もがっぽり儲かりますね。うへへ。というクズさです。

でも、病院に行って治っている人もいるじゃないですか?

放置組と治療組、治療組の方が死者は多いみたいです。なんのための治療なのでしょう。この本では「普通に生活できてるなら、病院へ行くな。年取ったらどこぞ悪くなるのは当たり前のことじゃ」と言ってます。作家の五木寛之も同じようなこと言ってました。

でもでも、医療の発達で寿命は延びてるでしょう?

医療界はそう言いますけど、実はさきほども申した通り、「衛生環境と食生活が豊かになったから」というのが本当らしいです。「現代医療のおかげ」って言ってりゃ人々はさらに病院を信頼しますからね。

こんな本は信頼に値するのでしょうか?

「医療界がまさか……」と思うかもしれません。でも、医療界に限らず、宗教、政治、一部の慈善活動など清廉潔白と思われている(政治はそうでもないな笑)業界も結局は「金」です。金を得るために人々をダマしているワケです。まあダマしているというと言い方が悪いですが、「洗脳」、うーん、「先導」、ま、なんでもいいですが、こういうプロパガンダ的な情報は広告業界を通してスマホやテレビからいくらでも流れてきます。緩やかな洗脳を国民に行うことで、どこぞの資本家が得をする仕組みになっています。これが現代の資本主義で、それらの情報に踊らされている我々一般人は資本家からすると「家畜」なのですね。ブーブー言ってやりましょう。ブーブー。そんな煩悩溢れる汚い世の中なので、そもそも「医療界は善だ」なんて思うのもおかしな話なのです。この本が信頼できるか、できないか、に関わらず。医者だって金も欲しけりゃ看護婦も食いたいわけで、例外なく欲深い人間なのですよ。ブーブー。

じゃあどうすれば良いのでしょう?

読書というのは「情報を仕入れるもの」ではなく、「余計な情報、常識、偏見、を取り除いてくれるもの」だと思っています。この本もまさにそうで、「医療は信用できない。自分で健康管理をしっかりしよう」と固く決意することができます。まあ、『酔いどれ天使』の志村喬やDr.コト―みたいな医者がいれば話は別ですけどね。そんな医者はほとんどいないでしょう。

たったの800円を払い、この短い本を読むだけで生涯にかかる治療費、かなりの額節約することができます。コスパ良すぎ。ヤバすぎ。

自分の身にヘドロのようにこびり付いた資本家に植え付けられた情報を、読書によって取り除いていきましょう。余計な金、貴重な時間を、強欲な資本家に奪われないようにしましょう。

なんか、私、ここのところ社会主義者みたいなことばっかり言ってますが、資本主義万歳派ですよ。夢ありますからね。努力する人にとっては、ですけど。

読書をしない人は間違いなく、「家畜」のまま終わるでしょう。まずこの本から読めば、いかに自分が騙されて生きてきたか、資本家がいかに強欲で悪知恵の働く人たちか、ということが簡単にわかります。オススメの一冊です。


働きたくないんです。