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犬カフェ

池袋のサンシャイン通り沿いにある行きつけのネカフェに向かっている途中、ふと目に留まったのが Dog Cafe の看板だった。猫・フクロウ・カワウソ、ウサギは経験したことあるけど犬は無いな。時間もあるし入ってみることにした。

「餌をあげるとワンちゃんが沢山寄ってくるのでお勧めですよ」というスタッフの言葉に釣られて購入。小皿に乗ったササミ肉と小さいスプーンを渡された。牛丼一杯以上の値段するけど、まあこういうのは体験への対価と考えよう。

ワンちゃんエリアに入るとそこかしこに元気な犬たちが。皿を手にした人間が餌を持っていることを認知しているのか、それだけで犬が数匹寄ってきた。こりゃ撮り甲斐がありそうだ、と思ったのだが。

まいったなあ。

これ、小皿を床に置いたらあっという間に食い尽くされるだろう。だからスプーンで少しずつ食べさせてあげないといけない。そうするとカメラを持てない。

目の前にいた女の子三人組が「かわいい~」と言いつつ、僕の足元に群がる犬たちを眺めていた。そうだ、彼女たちに餌をあげてもらおう。と思い声をかけ、写真を撮りたいので自分の代わりに餌をあげてほしいと伝えた。「いいんですか!?」と満面の笑みで了承してくれた。

だがしかし、なぜスプーンがあるのか考えが及ぼなかったのか皿を膝元に置いた途端、一瞬で食い尽くされる餌。「ごめんなさい、、、こんなんで良かったですか?」とバツの悪そうな顔をしている女の子。

まいったなあ。

と思いつつも、なんか面白くて笑ってしまった。

40分程度の滞在で、お値段2000円弱。

まいったなあ。

と、全体的に「まいったなあ」という感想の犬カフェ体験だったけど、不思議と心地よく癒された時間だった。また行ってしまいそうな魅力がある。多分何度か行ってしまうだろう。

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