クリケットW杯2023
現在、インドでクリケットW杯(10/5~11/19)が開催されている。
北は雪山を望むダラムサラから、南は常夏のチェンナイまで、インド各地のスタジアムで連日熱戦が繰り広げられている。
まず、1か月以上かけて10か国で総当たりの予選を行い、上位4チームで準決勝、さらに決勝を戦うという仕組みらしい。
準決勝は11月15日と11月16日、決勝は11月19日。
10月23日、チェンナイ会場で開催されている試合を観に行ってきた。
試合はパキスタンVSアフガニスタンだったので、当日でもチケットを入手できた。価格は1,000ルピー(約1,800円)。
インド戦のチケット争奪戦は、苛烈を極めるであろうことは想像に難くない。
ちなみに、オンラインでチケットを購入したのだが、入場する前に紙のチケットと交換する必要があるらしく、窓口で1時間も並んだ。
あれは何とかするべきだと思う。
クリケットのルールはほとんど分からず、「アウトを取るのが難しくて、試合時間は恐ろしく長い」くらいの知識しかもっていなかった。
そういう状況で試合に臨んだので、純粋にプロのプレーを堪能する以外に、どんなルールかを探りながら観戦できて楽しかった。
電光掲示板の点数表示の動き方や観客の歓声から、基本的なルールは理解できた気がする。
案の定ゲーム時間はかなり長く、3時間半だけ観戦して途中で帰宅した。
おそらくトータルで7時間ほどは試合を行っていたと思う。
それでも試合は短縮版で行われているらしく、両チームがそれぞれ攻守を1回ずつやって終了。
つまり、1イニングで終わるということだ。
それだと後攻がかなり有利なように素人目線では思われたが、実際のところはどうなんだろう。
クリケットは10アウトで攻守が交代となるのだが、1アウトを取ることすらなかなか難しい。
ストライクというものがないらしく、野球でいうところの「バッターがファールで粘る」ようなシーンが多くみられた。
また、ホームランを打つと一気に点数が入るが、その一方でボールを浮かせるとアウトになるリスクも高まるため、守備の穴を狙ったゴロを打つという展開が多かった。
つまり、攻撃側はパワーでねじ伏せるというよりも、高い技術力でコツコツと点数を積み重ねていく感じ。
だから、クリケットは意外と日本人に向いているスポーツなのではないかと感じた。
クリケットは競技国がそこまで多くない(競技人口は多いけど)ので、日本が本気で選手育成をすれば、強豪国に仲間入りできそうな気がする。
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