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三現主義のススメ・実際に現地に足を運んで理解することの重要性を石垣島で実感

こんにちは、ロンです。

先日、石垣島に行ってきたのですが、その際に改めて石垣島やその他八重山諸島の離島の状況など、現地に行って一次情報を得ることの重要性を実感しました。

結論、仕事で僕が大事にしている「三現主義」の原則がここでも当てはまるな、と感じたのでこの三現主義に触れながら書いてみたいと思います。


〇三現主義とは〇

製造業では結構有名な原理原則に「三現主義」というものがあります。
僕は新卒1社目に入社したメーカーで教わったトヨタなどで使用されいる考え方で、クレームなどの問題が起こった際に自分の目で一次情報を得て判断すべき、というものです。

三現主義とは、“現場”“現物”“現実”の3つの“現”を重視し、机上ではなく、実際に現場で現物を観察して、現実を認識した上で、問題の解決を図らなければならないという考え方のことです。

野村総合研究所HPより

〇メディアや統計データを見るだけでは本質は理解できない〇

今回の旅行で一番感じたことは二次情報や三次情報だけを見て現地に行かずに理解した気になるのは誤りだということです。

今回の旅行に行くにあたって、石垣島の人口動向や観光状況などを軽く下調べしていきました。

https://www.city.ishigaki.okinawa.jp/material/files/group/11/isigakisikankounogennjyou.pdf


例えばクルーズ船の就航状況や島外からの来島者数、石垣島の観光政策などを読んだりしましたが、「ふーん、クルーズ船が立ち寄る先になっているんだな」、「コロナ前までは航空旅客は増加傾向だったんだ」というような表層的な理解しかしていませんでした。

この下調べした「外国人が増えている」ということだけではどの国からどのような層の客が来ているのかというのは実際に現地に行って見たり、宿泊名簿が見れるホテル関係者と接触しないとわからない点です。
僕は石垣島のホテル関係者とはつながりがないので直接現地に行って自分で見るしかありません。

〇現地に行って一次情報を得るべし〇

外国人が増えているということは事前の下調べで分かっていたけど、どこの国の人が来ているのか、については現地でフィールドワークして一次情報を獲得するのが一番効率が良いです。

実際に現地では、中華圏や韓国系など東アジア、東南アジア系、欧米系の家族連れやリタイア世代が多いな、という印象でした。
残念ながら僕は中国語の聞き分けができないので、中華圏の方々が中国・香港・台湾なのかはわかりませんでしたが、石垣空港から香港と台湾の直行便が出ているのでメインはその2つの国なのかな、と思います。

また、欧米系については英語やフランス語を話しているのが聞こえました。
東京都内などを歩いているとフランス人観光客を多く見かけるため、日本に関心があるフランス人は多いと感じたとともに、石垣島に来るきっかけは何なんだろうという自分の中での新たな問いが生まれます。

〇下調べで出した仮説と現実のギャップを埋めて新たな「問い」を生む〇

今回の旅でいうと、来る前に下調べした情報と実際に仮説があっているか、はたまた現実は二次・三次情報と異なるな、といったことを確認できたと思います。

また、訪日観光客は東京~京都~大阪といったゴールデンルートは飽きていてよりディープな旅行先が求められていると、以前に読んだ野本響子さんのnoteの記事でありました。
そのため、複数回日本に旅行している方が石垣島まで来ているのかな?、という仮説と自分の中で探求する宿題ができました。

今回僕は石垣島まではるばる数時間かけて訪れましたが、何も長距離だけの旅行だけが三現主義を発揮できる場面ではありません。
近所の気になっているお店や地域、電車で1~2時間で行ける場所なども自分の興味や好奇心に従ってプライベートでも「三現主義」を意識して一次情報を得ることと心がけてみましょう。


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