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痛みについて本気で語る

整体・整骨院へは、痛みを抱える方が来られます。痛みはお身体の警戒サインです。末梢からのサインを中枢へ伝える仕組みは、中枢(脳)から受け取ったサインに応えるべく末梢(各部位)へ号令も伝えます。【 脳 ⇔ 号令・サイン ⇔ 筋肉 】号令やサインは神経を通じで行われますので、自覚する症状とは筋肉だけではなく、靭帯や骨に加え内臓器官も含まれていきます。

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1⃣急性痛と慢性痛は何が違う?

Q 急性痛と慢性痛は何が違う? ➡ これは全部違う、まったく別物。

急に別物と言われても痛いんだから同じでしょ?われわれ整骨院は急性疾患の応急処置を専門にしている。皆さんを苦しめる痛みの中でも肩こりや腰痛も慢性痛と呼ばれる痛みがあるが、何が違うかをお話します。

急性痛:ドスッとかグキッとかブチッの痛み
慢性痛:ジンジンとかジワジワとかの痛み

分かりやすく音にしてみました。

#余計分からない

#急性痛 :Aδ線維

#慢性痛 :C線維

具体的に行くと急性の痛みはAδ線維を伝わって行き、慢性の痛みはC線維と伝い、そもそも道路が違います。そしてAδ線維はC線維の10倍速く伝わります。「手当て・さする」という究極奥義もついでに解説する。感覚神経のうちA線維の4種+C線維(Aαβγδ+C)Aα→δの順で細くなりCが一番細い。Aδ線維とC線維が痛みを伝えるがAβ繊維は触覚・位置覚などを要し両者よりさらに早く伝達する、Aβが痛いを上回り(痛い<触られてる)を演出する。これが奥義のカラクリだ。

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急性痛はケガの痛み、慢性痛の痛みはケガに限らず発生するので別物になります。ケガには原因があり、ある時期を過ぎるとなくなります。やがて慢性痛がやってきます。急性痛の原因はハッキリしたアクションがあって慢性痛の原因は環境や状況といったウッスラとしたアクションでも起こります。

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急性と慢性は保険取り扱いの線引きにもなるので詳しくお話します。病院と整骨院では、保険治療を決定する責任者が違います。医者は全ての決定権を医者が持ちます。もちろん責任者も医者です。整骨院の場合は症状の判断を整骨院でして処置をして・・・と症状がなくなって良かったねまでお付き合いしますが決定権はありません。決定権は保険会社にあります。

#なのでこの辺の線引きについても解釈論が出てきます。

#整骨院は急性が保険対象、慢性は対象外です。

整骨院は発生機序が【急性 or 慢性】を主張、繰り返しの動作で金属劣化系の痛め方や体力ないところにいつもの作業が伸し掛かる泣きっ面に蜂系の痛め方も含みます。と主張。

#くしゃみでギックリ腰とかフライパン持ちすぎ腱鞘炎とか

#立派なケガです

保険会社は発生からの期間が【急性 or 慢性】を主張し、ハッキリ原因がないやないかい(;;)「フライパンてなんやねんいつももっとるやん(# ゚Д゚)」「どんだけ長いこと続きよるこのフライパンは(# ゚Д゚)」言いたい気持ちも分かりますが整骨院の保険取り扱いでは問題になります。

#期間で言われても状況みたらわかるでしょう?

#期間と発生機序の埋まらない解釈論争

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2⃣感覚神経、侵害受容信号の存在

Q 感覚神経、侵害受容信号の存在 ➡ 痛みは脳が出している。

ここが本題だ。痛みは脳が出している。大問題だ。

先ほどのAδ線維とC線維、ついでに出てきた奥義のAβ繊維。これらは感覚神経と言って末梢神経の一部。末梢神経は自律神経と運動神経があり脳や脊髄といった中枢神経に情報を送る。

【 脳・中枢神経 ⇔ 号令・サイン ⇔ 筋肉・末梢神経 】
『 号令 = 痛み 』  『 サイン = 侵害受容信号 』

さんざん痛みの話しをしてきたのに豪快にくつがえす。今まで『痛み』と言ってきたものは、実は『侵害受容信号』という外部刺激を脳へ伝えるサイン。これが本来の痛みじゃないとなると『痛み』とはなんぞや・・・

#正解は2つが別になるです。

【 筋肉・末梢神経 ➡ 侵害受容信号 ➡ 脳・中枢神経 】

こちらは説明と変わりなし、大丈夫。急性痛がAδ線維で慢性痛がC線維、両者より早いのがAβ繊維で手当て奥義のカラクリだ。

#奥義のカラクリ

#私はカタクリ

腰痛い②

痛みの正体:脳の誤作動

【 脳・中枢神経 ➡ 号令(痛み) ➡ 筋肉・末梢神経 】

ある刺激が神経線維を伝って脳が受信する。(スマホ見すぎた首痛てぇ~)

⇩⇩⇩《侵害受容信号をインプット》⇩⇩⇩

その刺激を過去の経験と照らし合わせる(昔、こんな刺激あったな~)

⇩⇩⇩《脳が刺激を受信》⇩⇩⇩

この刺激がどのような結果を引き起こすか予測します(何を始める気だ?)

⇩《こんなん出ましたけど~》⇩

辛かった記憶を基に再現を図る。前回、どの部位にどんな感覚を持っていたか全勢力の大号令を仕掛ける、あらゆる物質を放出して身体の反応を待つ(たしか、当時こんな感じになってたな~)

⇩《脳のアウトプット》⇩

重い・だるい・動かない・張る・凝るなどなど、ありとあらゆる症状を再現。さらに「前回と似てるとか、過去最低だとか」評価までさせて今回の辛さに感情を抱かせる。こうして意識的、無意識的に行動を取らせる。

#これが痛みの正体

#刺激を受けた脳が過去の症状を再現している

#ニューロマトリクス理論

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3⃣痛みを語る

皆さんが悩まされる『痛み』。なんか意味があるのだろうか・・・

#こんな奴だと思わなかったぜ

カタクリはもともと急性痛の専門家、急性症状の対応をたくさんしてきた。その経験からするとグリッと捻ってケガをすると即効でパンパンに腫れる上がる。少しでも動こうものなら激しい痛みが発生し足が着けないようになる、どうも捻挫したらしい・・・。内出血は血管が皮下で裂け動かれると出血がひどくなり危険だ、なので脳は緊急事態宣言バリにすべての活動を中止させようと『痛み』を発令する。それでも追いつかないほど炎症は収まらずパンパンに晴れ上がり関節が動かなくなる。

#これは固定の意味がある。

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骨折して重症ともなれば自力では動けない。痛みに耐えかねて気絶する方もいる。顔面蒼白になり周りに危機感をに酔わす。助けてくれ~と大声で言えるならまだ良いが「あれやばいっしょ⁉」という雰囲気を醸し出しぶっ倒れる。演技ではない、脳の至高のシステム『痛み』のおかげで停止できる。

#これは助けを求めている。

#動いちゃダメも痛みの効果

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そうです。『痛み』とは本来、脳から出るサインです。危機管理が目的で人命における緊急事態に必要な行動をとれるよう備わった脳の至高のシステムそれが脳のサインだったのです。

#まさに緊急事態宣言

それがどうした現代人よ、同じような弱い刺激をくり返し受けることでC線維を伝って慢性的な刺激にも脳が反応するようになった。至高のシステムを利用して近代化されたライフスタイルに合わせた効率重視の体勢(姿勢)を作り出した。

悪い姿勢を作り上げたのだ。

ダウンロード (1)

靭帯を無視し筋肉に痛みを発令させ硬直させる。血行を滞らせさらに固定を強いることで仕上がったスマホ専用のニュ-タイプ・ストレートネック。

#確認しておこう。痛みは脳が産み出している

#過去の経験から叡智を絞り出す脳の至高のシステム

#最後の切り札的大号令。それが『痛み』なのだ。

現状、痛みは慢性痛がどれだけ辛いかという指標に使われている。悲しい。整骨院にも患者さんの要望は変わってきている、急性症状より慢性症状の方が圧倒的に多い。われわれも対応を変えて行かなければいけない。

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