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【アナログ制作記⑥】勢い・見切り・鮮度

今日で下絵を締めます

【アナログ絵 制作記】
その①初回:アイデア・ネタ出し、テーマ決め
その②資料を探して三千里以下
その③よし、一発だ
その④もくもく下絵をつくります
その⑤デジタルの恩恵

今日は自分の診療待ちと買い出しで丸一日使った気がします。
見た目が前回とあんまり変わっとらんがや(名古屋弁)

今日までに色下図を終わらせるのが目標だったのでひとまず色下図は終了です。他の作業時間の合間に必要であればやる、という程度です

下図のつくりこみと勢いの度合いは半々を目指しています。
手描きの特性上、このあとが本番(アナログ)になるわけですが、下絵を全力仕上げすると本番で鮮度が落ちるからです。かといって何も決めないと本番で迷ってしまうタイプなんで、ほどほどにつくります。

あ、鮮度というのは絵具の発色じゃなくて自分の中の鮮度です。
鮮度=みずみずしい気持ちが持続するかどうかでしょうか。
2か月前に起きたニュースの概要記事をいま書くってなると、ちょっと古いなって感じませんか?あの感覚です。

これまた私見ですが、「自分の核に合わせていなかったもの」は鮮度が早く落ちる傾向があります。

例えばわたしの場合、静物を見たままスケッチして日本画にすると鮮度が落ちやすいです。それは、わたしの中で物語を感じさせないから。と暫定しています。

「物語」「物語性」がわたしには重要で、花瓶に生けたナントカという花のどこそこが美しいと感じて描きましたとかは内なる動機としてちょっと弱くて、もう少し内省的な深みやえぐみが欲しくなります。
逆に、そのまま描くタイプの静物画がいける人……静物画に想いを込められる人は、その人自身の価値観や美学、哲学と静物のフィーリングが合っているんじゃないかなと思います。

話が逸れましたね。

なんとなくこんな雰囲気、の「なんとなく」が自分でしっくりきたらおっけーにしています。
デジタルの配色がうまくできず、しっくりさんが来てくれないこともあります。そういうときは、この色!と自分でわかっていればよし、でささっと切り上げます。

デジタル色下図


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