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【好きの話】レオン・スピリアールト

ふと目に留まった記事で美術展図録の写真を載せている方がいて、そういえばうちにある一番古い図録ってなんだろうと探してみました

図録は会期が終わったり年月が経つと激レアアイテムに昇華してしまうので、古書店で買ったり図書館の除籍本を貰うこともあります。定価で買った手持ちの図録がAmazonで10倍の値段になっててドン引き経験も多数

自分で観に行ってその場で買った覚えがあって、いちばん古い図録……
巡回展だと発行年もずれてて、わからん……。

ってことで確実に現場で買って再読率が最も高いのを、一冊。

レオン・スピリアールトさんです

とてもべんりなchatGPTさんに彼の概要を聞いてみましょう

レオン・スピリアールト(Leon Spilliaert)は、ベルギーの象徴主義の画家であり、彼の作品はしばしばシュルレアリスムの影響も感じられます。1881年、オースト=フランデレン州のオストンデで生まれ、1946年に同じ場所で亡くなりました。彼は若い頃から病弱であり、学校に通うことが困難でしたが、絵画の才能を示しました。

スピリアールトの作品は、しばしば孤独や内省、メランコリーなどの内面的なテーマを探求しています。彼は特に夜の風景を描くことで知られており、暗闇や影の中に浮かび上がる建物や人物を描くことで、不気味な雰囲気を表現しました。彼の絵画にはしばしば寂しさや不安定さが感じられ、個人的な内面の闘いや感情の葛藤を反映しているように見えます。

スピリアールトの画風は、独自の内面的な世界を表現するために独特の手法を用いています。彼はしばしば水彩やインクを使用し、明暗のコントラストを強調することで、不気味な雰囲気や夢のような風景を生み出しました。また、彼の作品には幾何学的な要素やシンボリズムが見られ、観察される世界の物質的な現実と内的な世界の象徴的な表現が組み合わさっています。

スピリアールトの絵画は、彼の生涯を通じて評価され、20世紀初頭のベルギー芸術の重要な一部と見なされています。

chatGPT 3.5さんより、一部太字に改変


同世代の有名画家はギュスターヴ・モローやオディロン・ルドンです。
わたしこの時代の画家の影響を受けていて、ルドンとスピリアールトは何度も図録を見返しています。ルドンは図録持ってるのに図書館でも借りる始末

スピリアールトは好みが分かれる作品だと思います
わたしはとても好きです
この図録を買った展覧会で作家を知って、それからずーっと好きです

メランコリックや内面の探求など、元からわたしに備わっている内省傾向とクラシカルな当時の装いの好みや絵の空気が自分に合っていて、深夜の静かな時間にぱらぱらとめくる率が高いです

彼の絵を見ている時間は、絵が自分の横に座ってくれるような、絵の世界が自分を受け止めてくれるような感覚があります

キャンバスに油彩っていういかにも画家でっせ!の画材じゃなくて、紙とパステル、インク、水彩など準備が少ない画材なのも好感が持てて、派手な色じゃないところも好き

どこに影響を受けてるかというと、ほとんどです。
身も蓋もない。
自分が作品を見て過ごす、こころの具合とかも含めてです

ブチ上がって超ポジティブになるだけが良い影響とは限らなくて、マイナスもプラスもフラットにできるような、そういうのがいいなと思います


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