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chatGPTで大喜利とすべらない話をやってみた

今話題のchatGPTを私も導入して、いろいろと問いかけて遊んでいます。
WACCのエクイティリスクプレミアムはどの程度が妥当か?などと専門的なことを聞いて、いい加減な回答をすると、その根拠は?などと問い詰めて、パワハラ上司みたいなことをしています。

なかなか良い回答をしてきますが、良く言われている通り、まだウソをつくことが多いです。
モーツァルトのお勧めの名曲10曲を教えてください、と聞いても、それらしい曲名ですが、実際にモーツァルトが作曲したわけではない曲を挙げてきます。
『ノルウェイの森』の粗筋を教えてください、と聞いても、まったく違う話をしてきます。
しかし、AIの可能性は確かにあると思っています。調べれば知ることのできる知識は、今後身に着けていって、近い将来、我々にものを教えてくれるようになるに違いありません。
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あるとき、ふと思いついて、お笑いをやらせてみようと思いました。
youtubeでアップされているipponグランプリで出されているお題を使って、大喜利をやらせてみました。
大喜利という概念は理解しているようで、それらしいことを言ってきますが、まったく面白くありません。何度やらせても面白くないです。

同様に、すべらない話をやらせてみました。「極貧話ですべらない話をしてください」「若いころの失敗談ですべらない話をしてください」などと指示してみました。
なんと、すべらない話という概念もちゃんと理解していました。しかし、こちらも、それらしいことを言ってきますが、まったく面白くありません。
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よく、「AIで代替される仕事・代替されない仕事」という議論があります。
可哀想に、税理士は代替される仕事として常にランクインしています。本当はそんなことはないと私は思っていますが、ステレオタイプにそう思われているのでしょう。

今回、大喜利とすべらない話をさせてみて、おそらくお笑いはAIで代替されない仕事であると思いました。それとも、AIがすべらない話をしてくる時代がやってくるのかしら。
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ところで、ipponグランプリもすべらない話も、松本人志氏がメインでやっています。これは私の想像ですが、両者とも彼の発案でできたものと思います。
同じダウンタウンですが、浜田氏はお笑い以外の芸能人(俳優や歌手やスポーツ選手ら)を相手にMCをする番組が多いです。カッコいい彼らの隠れた人柄や意外な面白さを引き出すのが得意な印象です。

一方、松本氏は、お笑い芸人の能力にスポットを当てるような番組を多くやっているように思います。
確かに、ipponグランプリもすべらない話も、さすが芸人!と思わせる内容です。M-1グランプリも同様です。プロ野球の試合やプロ将棋棋士の対局を見るような感覚です。
単にしゃべるだけなら、誰でもできます。しかしその能力を、お金がもらえるレベルにまで昇華し、一般人にはマネできないと思わせることに成功しています。

長く、お笑い芸人は地位が低かったのだと思います。確かに、学校でのお勉強はイマイチだったでしょう。勉強が出来ず、一般企業でも働けず、お笑いの世界に入った人も多いでしょう。
しかし、そういう人達で競争して勝ち残った人たちだけが、テレビに出てきます。彼らは一般人とは隔絶した、抜群のトーク力を持っています。彼はそういう人達の能力にスポットを当てて、お笑い芸人の地位を上げたいのに違いありません。
そういう趣旨で、これらの番組を作っているのだと思います。

単に自分がスターになってお金持ちになるだけではなく、業界全体の地位を上げる動きをするって、人生においてもっともexcitingな仕事だと思います。
彼も若手のころは単に自分が売れることにがむしゃらになっていたのだと思います。それがいつ頃からか、業界全体のことを考えて番組を作るようになってきました。
ある意味、一人の人生の完成形を見るように思います。

『人の生涯は、ときに小説に似ている。主題がある。』(竜馬がゆく) 私の人生の主題は、自分の能力を世に問い、評価してもらって社会に貢献することです。 本noteは自分の考えをより多くの人に知ってもらうために書いています。 少しでも皆様のご参考になれば幸いです。