私は、東北新幹線架線事故後、架線のたるみの原因が、架線支持構造物の破壊にあることをいち早く指摘しましたが、判断根拠は、150 mと広範囲、パンタグラフに接触する架線のみならず、それを固定するシステム全体のたるみ、考えられる原因は、一定区間ごとに、架線を引っ張る錘(直径約30 cm厚さ約5 cm、約20個)支持材の破壊、その原因を検討、新幹線の場合、最悪の場合、架線たるみ現場に突入すれば、架線を車輪部に巻き込み、脱線事故に結びつきますから、決して、軽く考えないことです

私は、東北新幹線架線事故後、架線のたるみの原因が、架線支持構造物の破壊にあることをいち早く指摘しましたが、判断根拠は、150 mと広範囲、パンタグラフに接触する架線のみならず、それを固定するシステム全体のたるみ、考えられる原因は、一定区間ごとに、架線を引っ張る錘(直径約30 cm厚さ約5 cm、約20個)にあり、架線側と錘側は、鉄の金具(中空パイプ、直径約3 cm肉厚3 mm)で接続されていますが、金具が破断しており、金具は、雨曝しであり、汚れなどにより、錆や減肉や腐食や亀裂が生じるため、定期的な目視検査や打音検査がなされていますが、亀裂などは見逃しやすく、それ以前の問題として、工学的安全性からすれば、中空パイプではなく、中実パイプにした方が良いように感じました。
過去に、錘系統に起因する同様の事故は、全国の在来線で発生しており、錘系統の全数に対する割合は、決して多くありませんが、考えられないことではなく、注意箇所のひとつ、注意を怠った結果であり、新幹線の場合、最悪の場合、架線たるみ現場に突入すれば(架線異常で停電すれば、いまの異常診断システムでは、検知できますか、たるみは、異常検知できない)、架線を車輪部に巻き込み、脱線事故に結びつきますから、決して、軽く考えないことです。


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