能登半島地震の際、志賀原発のいくつかの安全問題(地震、外部電源、変圧器、非常用ディ―ゼル発電機、使用済み燃料貯蔵プールなど)が採り挙げられ、福島第一原発事故の際、ステーションブラックアウトですべての機器に給電できない状態の中で、使用済み燃料貯蔵プールの水位と温度は、どのように変化したのか

使用済み燃料のクーリングには、ふたつの意味があり、ひとつは、プール水で冷却すること、もうひとつは、放射能を減衰させることで、福島第一原発事故の際、使用済み燃料貯蔵プールの水位と温度は、
・1号機 3.11-6.29 水位5-7 m(燃料集合体頂部をゼロとする)、水温70℃以下(下記報告書、添付13-14)、
・2号機 3.11-6.9 水位6-7 m(燃料集合体頂部をゼロとする)、水温70℃以下(下記報告書、添付13-20)、
・3号機 3.11-5.30 水位5-7 m(燃料集合体頂部をゼロとする)、水温70℃以下(下記報告書、添付13-30)、
・4号機 3.11-5.20 水位1.5-7 m(燃料集合体頂部をゼロとする)、水温90℃以下(下記報告書、添付13-41)、
注)4号機に対し、3.21補給水あり、
以上の結論として、技術基準内でした(東電編「福島第一原子力発電所 東北地方太平洋沖地震による原子炉施設への影響について」、2011.9、改訂版2012.5)。
東電は、上記文献を事故後、半年(初版)と一年(改訂版)に公表しましたが、主に、マスコミ関係者を対象に、約100部印刷しましたが、私は、公表直後、入手できました。

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