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安倍晋三の亡霊、岸田内閣の借金軍拡を許すな


防衛費に充てる建設国債1.2倍に 「不文律」破り今年度5千億円超
https://news.yahoo.co.jp/articles/282de4758176519323b41a5cfb86cc9177f3eab6

>政府は野放図な借金を重ねたことが先の大戦を招いたことから、国債を防衛費に充てないことを不文律としてきた。1965年度に戦後初めて国債を発行した際、当時の福田赳夫蔵相は「公債を軍事目的に活用することは絶対に致しません」と国会で明確に答弁していた。

>その禁を破ったのが岸田首相だ。2022年末、今後5年間の防衛費をこれまでの1.5倍以上の43兆円とする方針を決定。「将来に向けた投資」のために発行する建設国債の対象に、自衛隊の隊舎などの施設整備や艦船の建造費を追加した。23年度の当初予算に4343億円の発行を計上した。

>今年度当初予算の防衛費は前年度より1兆1277億円多い7兆9496億円で、5117億円を建設国債でまかなう方針だ。


安倍晋三の主張をそのまま実現しちゃいましたね。借金による軍拡。これがまだこれから例えば航空需要が膨らむので空港を作ります、ならまだ理解できます。
それが機能して産業が活発になって税収が増えるからです。

ところが軍事費にそのような乗数効果は見込めません。
単に将来の付け回しでたかおもちゃを買うだけです。

本来他の支出を削って軍拡の費用を捻出すべきです。ですが反対が多いからやらないのでしょう。そのさいたるものは「ふるさと脱税」ことふるさと納税です。ところがふるさと納税をやめる気はありません。

23年度のふるさと納税、1兆円超えの公算 市区調査1割増
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC035DN0T00C24A4000000/

>2023年度のふるさと納税寄付額が全国で1兆円を超える公算が大きい。「日経グローカル」が全国815市区予算調査で寄付受け入れ額の見込みを聞いたところ、22年度から15%増えた。

>寄付拡大の背景には制度の浸透と自治体の返礼品の充実がある。見込み額が200億円と最も多かった北海道紋別市はホタテなどの海産物が、2番目に多い宮崎県都城市は豚肉などの肉類の返礼品が人気を集める。

>経費の負担は課題として残る。22年度は返礼品の調達や送付、寄付を仲介するポータルサイトの手数料などが全国で約4500億円と17%増えた。返礼品競争で寄付総額が増えるなか、地域外に流れる経費も増すことで本来は税収となる財源が失われる状況にある。

>大都市では税収流出が広がり、改善を求める声も根強い。寄付額に応じて居住自治体に納める住民税が控除され、横浜市は24年度の住民税控除額が前年度比1割増の291億円と市区で最大の減収を見込む。寄付受け入れ額と比べた収支は279億円の赤字となる。

>住民税収の8%に当たる51億円の減収となる東京都練馬区は「受益と負担という税の趣旨を逸脱し、地方自治の根幹を破壊している」として廃止を含む抜本的な見直しを訴えている。

事実上の官製脱税であり、約5千億円の税金がダダ漏れしており、その被害を被っているのは主として都市部自治体です。

国の財政危機で円安が進んいるにかかわらず、政府がこれをやめる気配がまったくない。菅元総理に忖度しているからでしょう。野党にも危機感がなく、ふるさと納税をやめろというところはない。バラマキをやめろというと有権者の反感を買うからでしょうか。

このふるさと脱税をやめるだけで浮く5千億円を防衛費に回せば建設国債で軍拡などという胡乱なことをする必要はありません。しかも財政規律に舵をとるというメッセージを内外に発信できて、円安対策にもなるでしょう。

その他肥大した社会保障費用もそうです。不要な湿布や、保湿剤、ビタミン、風邪薬などは保険適応からはずすべきです。また生活保護者も医療費を無料ではなくせめて一割程度は負担させるべきです。そのような努力をしないで、バラマキを続けるから財政赤字は増えています。せいぜい80兆円弱ほどの税収で100兆円以上の予算を組むのはやめるべきです。

その借金軍拡で、稼働率が3割しない、調達は3倍&維持コストは5倍以上のクズ国産哨戒機を買い続け、さらに派生型の電子戦機までつくります。将来性のないヘリメーカーに金をばらまいてボーイングよりも高いコストでチヌークも大人買いです。

そしていじめやハラスメントをひた隠しにするのでせっかくコストを掛けてリクルートして、教育も受けさせた隊員がどんどん辞めていく。これまた税金のムダ遣いです。

浪費をする目的で、建設国債での軍拡などするべきではありません。軍拡の前に経費の適正化が必要ですが、それが防衛省、自衛隊に当事者能力がないからできない。であればむしろ防衛費は大幅減額し、自衛隊を縮小すべきです。どうせ戦争に役に立たないカカシなのですから。
■本日の市ヶ谷の噂■
精神がアレで誰も指導できない状態の航空医学実験隊2部長の高田邦夫1佐は意味の分からない論文ばかり書いて、部内の発表前審査で皆が頭を抱えているが、航空医学実験隊では、パワハラなどと騒がれることを恐れて指導も出来ず恥ずかしいレベルの論文をそのまま公開している。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasdfaml/64/1/64_1/_article/-char/ja


Japan In Depthに以下の記事を寄稿しました。
陸自装甲車両調達の最新情報 24年度防衛予算
https://japan-indepth.jp/?p=82517

月刊軍事研究4月号に陸自の18式防弾ベストに関する記事を寄稿しました。


軍事研究 2024年 04 月号 [雑誌]

apan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695

次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667

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