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「自分らしさの軸と前に進む無限のエンジン」を育む「楽しむこと」の話 2

からのつづき。

浪人して憧れの大学に入学したものの
5月病を盛大にこじらせて、
大学を辞めようかと悩みながら
何もプランがないまま大学1年生の夏休みになった。

夏休みの前はかなり苦しくて
息を吸うと不安が高まり
息を吐くとやわらぐ
なんて状態に。

大学がやっている
カウンセリングも受けてみたけれど
特に助けにはならなかった。

夏休みに入っても
実家でもんもんと過ごしていた。

そして、
どうしてそうなったのかは覚えていないけれど、
浪人時代の予備校の友人と北海道に行くことになった。

飛行機で稚内へ
そこから最北の離島礼文島へ。

※礼文島のことは礼文島観光協会のHPが魅力を伝えてます。


礼文島では
桃岩荘というユースホステルに泊まった。

30年前でも
その前の時代にあった宿泊者が一緒に歌ったり、踊ったりするような
ユースホステルはあまり残っていなかったけれど、
この桃岩荘は奇跡的にそんなノリが生きていた
日本の中での極みのようなユースホステルだった。

フェリーで港につくときには
ユースホステルのヘルパーさんたちおもしろおかしく全力で出迎えてくれた。

そして桃岩荘に向かう車の中でもヘルパーさんの話は面白くて、
桃岩荘に近づくトンネルを抜けたあたりで

「理性、教養、羞恥心を丸めて車外に捨てましょう。」

なんて言葉も。

着いてからも桃岩荘ワールドだった。

夜は
ヘルパーさんたちがリードして
本気で全力で歌ったり、踊ったりする
最高に面白い夜になった。


(つづく)


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