見出し画像

2023/5/11~5/17 ほぼゼロから始める北海道大遠征! MO青森・北海道 4日目

前回の旅の続きです


前日にレジェンドステーションマスターを取得し、ここからは更なる高み、全駅制覇を目指して旅を続けていきます
残るは北海道と沖縄のみ!引き続き、今回の旅で北海道を巡りながらMO北海道の獲得を目指していきます



5/14 4日目

折り返しの4日目
今日は最北の駅を目指し、北へ北へと進んでいきます

朝8時、網走駅からスタート
特急大雪で旭川駅へと向かいます

所要時間は3時間半ほど
足早でしたが道東エリアをぐるっと一周し、道北エリアへと向かいます
地図を見ると旭川は北海道の中心にあるように見えますが、北海道は札幌を中心として区分けされており、札幌周辺が「道央」となります
そして、札幌より北にある旭川以北を「道北」と呼ぶ事が多いです(表記揺れあり)
昨日の晩にも通った第4種踏切を再び渡ります
普通に電車が通りうる時間帯だとより怖さが増します
網走駅からスタートです
歴史を感じる駅名標ですね
特急大雪で旭川へ
ここでも北海道フリーきっぷの指定席回数を使用しています
何度も言うようですが、北海道攻略は北海道フリーきっぷ一択と言ってもいいほどオススメのきっぷです
独特の縦長フォルムに鮮やかなブルーカラー
北海道らしい車体に驚かされました
網走駅を出てすぐに、網走湖が見えてきます
キャンプ地として有名な網走湖
日曜日ということもあり、湖畔にはたくさんのキャンプ客が見受けられました
いつか1人ゆるキャンみたいなのもやってみたいですね
ありがたいことに、本日も天気は晴れ
気持ちの良い車窓を満喫できました
少し遅めの朝ごはんを、本日もセイコーマートから
店内謹製のカツ丼!ボリュームも味も最高でした
本当にコンビニとは思えないクオリティの高さです
網走から、内陸部へと入っていきます
自然のスケールの大きさゆえ、車が小さく見えますね
北見駅を抜けた先にある、特急の停車駅です
なんと読むでしょう??


答えは「るべしべ」駅です
現存する駅の中で全国唯一、「る」から始まる駅名となっています
北海道は2006年まで、なんと「あ」~「わ」まで、濁点・半濁点を除く各音から始まる駅名が全て存在していました!驚きです
残念ながら2006年4月に、ちほく高原鉄道の廃止により陸別駅がなくなり、「り」が空いてしまいました
遠軽駅にて進行方向が逆転します
理由は路線を見れば一目瞭然
この進行方向の逆転をすっかり失念していて、指定席を1番後ろの列にしてしまっていたため
進行方向の逆転によって一番前側の列へと変わり、テーブルがなくなってしまいました(笑)
朝ごはんは既に完食していたので、事なきを得ました
遠軽駅から先、湧別川と並走する区間があります
荒々しくも美しい川の流れに感動です
上川駅にて、撮り鉄さんの車両撮影に遭遇
奥に停車中の車両はキハ40系(通称ヨンマル)で、経年のため北海道での定期運用は2025年3月をもっての終了が予定されています
貴重な瞬間に立ち会えました!
(以上フォロワーさんからの情報です、感謝!)
旭川駅が近づいてきました
5月ですが、山はまだ雪を被っていますね

素敵な景色を眺めているうち、時間はあっという間に過ぎ
12時前に旭川駅へと到着しました!

北海道の中央部に位置する旭川駅
旭川駅からは東西南北の各方面に向かって線路が伸びています
北海道の主要駅はのほとんどは、ホームと改札口への階段とがドアでしっかりと区切られています
理由は言わずもがな、大雪対策ですね
また何気に3・4番線とも先発と次発とも全て特急です
スケールの大きさゆえ、普通電車より特急の方が本数が多いんです!


次の列車まで少し時間があったので、旭川駅に降り立ち
お昼ご飯を頂きつつ、少し駅前を散策します

旭川駅前の案内図
碁盤の目のような、規則的な道路敷設です
これは北海道開拓が進んだ際、京都の町並みをお手本にして道路を作ったからと言われています
他にも札幌や帯広など、北海道はこのような作りになっている都市が多いです
お昼ご飯は旭川駅の大通りを歩いて数分、伝統的な旭川ラーメンを提供する「らぅめん青葉」さんで頂きました
札幌の味噌ラーメン、函館の塩ラーメン、旭川の醤油ラーメンと、各種ご当地ラーメンが堪能できるのも北海道の魅力の1つです!
旭川ラーメンは、一般的な醤油ラーメンと比べてスープにラードが多めに入っているのが特徴
これは、スープに油膜の層を作ることでスープを冷めにくくしているという、寒冷地ならではのアイデアから生まれたものと言われています
そしてまたしてもセイコーマートでお買い物
この旅ですっかりセイコーマートのファンになってしまいました!大好き♡

道民のフォロワーさんからオススメされた、北海道メロンソフト
しっかりとしたメロン感がありながら、さっぱり滑らかな口溶け!本当に美味しかったです
セイコーマート、各方面に隙が無さすぎて最強です…!


散策している内に時間があっという間に過ぎ、気づけば電車の時間ギリギリに!
ここから本日のメイン、最北の地稚内を目指し北へと進んでいきます
13時半、旭川駅から特急サロベツで、稚内駅へと向かいます

究極の盲腸線、宗谷本線
約260kmもの距離を繋ぐ長大路線です
乗車時間は特急で約4時間!スケールがハンパねぇ!
朝6時に1本だけ普通電車の稚内行が存在し、そちらの乗車時間はなんと6時間を超えます!
これは乗り換え無しの鈍行の運行距離としては日本3位(1位は敦賀~播州赤穂を結ぶ新快速、2位は熱海~黒磯を結ぶ上野東京ライン)
鈍行の乗り換え無しの乗車時間としては日本2位を誇ります!(1位は飯田線)
美深駅
でんこにはそれぞれ由来となった路線・駅があり、この美深駅もその1つ
一緒に写る「美深ふぶ」というでんこの元ネタ駅となっています
このように、でんこの元ネタ駅にでんことともに行くことを俗に「里帰り」と呼んだりします
自分はこの表現が大好きで、いつか100キャラを超えるでんこ達の里帰り巡りをやってみたいです


美味しいお昼ご飯にデザートを食べて少しウトウトしつつ、雄大な自然の中を行く宗谷本線を満喫していましたが
ここでついに、今旅初の遅延が発生!(むしろここまで色々ありながら一切遅延に当たらなかったのが奇跡とも言える)

挑戦前は主な遅延の原因として雨や雪融けを想定
挑戦中に新たに鹿も原因足りうる事に気づき、どれかにいつかは当たるだろうと思っていましたが
なんと原因はそのどれとも違い、
「高温による線路の歪み」でした!‎( ꒪⌓꒪)

前日の晩はコートを羽織っても寒いぐらいに感じていたのに、本日のお昼はコートどころか更に1枚脱いでも暖かいぐらいにポカポカでした
まさか快晴ゆえに遅延するとは思いもよらず、いい経験ができました

美深駅を出て少しした辺りで線路修復作業のため停車
前日の夜はあわや氷点下という寒さだったにも関わらず、この時の気温は20度!
北海道というと季節以上に寒いというイメージしかなかったので、これには驚きました


20分ほど停車後に運転再開
その後も何度か停車をしながら、北へと向かいます

北に向かうにつれ、アイヌ語が色濃く出ている駅名が増えていきます
こちらは美深駅の次の停車駅、音威子府駅
字面も読みも独特ですね


この先の乗り換えがタイトな事もあり、稚内まで到達できるか一抹の不安がよぎりましたが
ありがたいことに大きく遅れることは無く
最終的に15分ほど遅れで、17時45分頃に日本最北端の駅、稚内駅へと到着しました!

無事、稚内駅に到着!
合計で4時間を超える乗車となりました
稚内駅は言わずもがな、日本最北の駅です
北海道の陸地の北端付近に位置しており、稚内駅から更にバスで50分ほど北上すると北海道の北端、宗谷岬へ行けます
時間が許せば行ってみたかった…!
最北端の線路の終点
最南端の駅である鹿児島県の西大山駅と、最北端の駅である北海道の稚内駅はひとつなぎの線路で繋がっています
ロマンがありますね…!
北海道北部を治める「皇帝」様と無事エンカウント
この旅の途中、Xを通じて色々と楽しい話を聞かせて下さいました、ありがとうございます!
次来る時は泊まりがけで来ようと思います


ダイヤ通りなら折り返しまで15分ほどあったのですが、やや遅延したために折り返しの電車の発車がすぐになってしまい、構外に出ることができず、足早に折り返しの電車、特急宗谷に乗車
稚内から終点の札幌まで乗り通し、3日ぶりの札幌へと舞い戻り4日目は終了です
(かなり心残りなので、必ずまた来ます!)

稚内駅発、札幌行の特急宗谷
札幌まで乗り通した場合、所要時間は5時間を超えます!
このように1日での折り返しはギリギリ可能ではありますが、自分のような限界旅でなければ観光も兼ねて稚内にて1泊する事を強くオススメします
折り返した頃には日が沈んできました
遠くにうっすらと見えるのが、「花の浮島」とも呼ばれる礼文島です
こちらも多数のフォロワーさんから観光をオススメされ、とても気になっているスポットの1つです
こちらも次に来た時は是非訪れたい


夜の特急電車に揺られること5時間
23時前に札幌駅へと到着し、3日間に及ぶ道東~道北エリア一周を無事完了しました!

札幌に帰ってきました!
余談ですが、札幌に住む方は札幌に帰ったり、札幌に帰省する事を親しみを込めて「帰札」と呼ぶそうです
逆に、他の都市から札幌へとお出かけ・出向してきた際は「来札」と言うそう
素敵な表現ですね!
乗り換えルートだけ見ると至ってシンプルな本日の移動
普通に乗車した場合、全て自由席でも運賃は24750円
北海道フリーパスは累計6回まで指定席も使えて、7日間乗り放題で27430円です(2024/3現在)
1日だけでほぼ元が取れてしまう、超破格のきっぷです!
「網走から稚内を経由して札幌に行った」と字面だけ見るとシンプルそうな移動ですが、移動距離は800km超え!
鉄路で東京~広島を移動する距離にほぼ等しいです
北海道の広大さがよく分かります


駅の取りこぼしもなく、大きな旅程の乱れもなくここまで来れた事に感謝しつつ、北海道を満喫するには7日間ですら全く足りないと痛感させられた1日でした
次はもっと長い休みを取って来よう!(`・ω・´)

まず今回はMO北海道達成に向けて頑張ろうと、誓いを新たに眠りにつきました…



つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?