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【ソシガヤ格闘記・第18朝】おとなだって思い切り楽しんで、思い切り叫びたい。

こんにちは。初めまして。
慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、
休学中の吉田凌太(よしだりょうた)です。

昨日は「らしさ」なんて今作ればいい、という話をしました。とはいうものの、やはり祖師谷らしさの一番手はウルトラマンでしょう。最近は、観光客の方も、ちらほら目にします。もっと色々な展開ができたら面白いですね。

昨日は素敵な方との出会いがありました。その方は、祖師谷在住歴なんと10年。お子さんが生まれてから祖師谷・砧の近辺に引っ越してきたようです。引っ越してくる前まで、世田谷通りをバイクで頻繁に通っていたみたいで、祖師谷や砧付近に住みやすい雰囲気を感じていたとのことでした。自分もまた自転車で通過していた中で祖師谷に興味を持ったため、とても共感できました。

成育医療研究センターや日大商学部の周辺って、通過する人から見て不思議な雰囲気が漂ってるんですよね。正体はわからないけど、とても落ち着いた雰囲気があります。和やかな雰囲気がある場所だからこそ、もっともっと暮らしやすい土台を作っていけたら、さらに魅力的な場所になるかもしれないですね。

仕事場・家庭とは異なる第3の場所として、地元・ローカルな場が欲しいという熱い思いをお持ちでした。半年前に商店街理事の方々に、広場活用に関して聞き回ったりしていたみたいです。ただお仕事の関係で、そこから動き出せなかったという話でした。そんな中、副代表の月子さんが足繁く通うPLUSさんを経由して、自分たちの取り組みを知り、偶然にもつながることができました。(ちなみにPLUSさんのカレー本当に美味しいので、ぜひ食べに行ってみてください!僕も今度行きます笑。)

目を輝かせて活動してくれてたから、話しかけたいとおもった。

こんな言葉をかけていただきました。本当に嬉しかった。こういう奇跡的な出会いがあるからこそ、活動してて良かったと感じます。まだ大きな成果は出てないけど、この喜びが今の自分のモチベーションになっているのは間違いありません。目を輝かして楽しく活動していると、自然と偶然の出会いや発見がある。自分が無理やりなんとかしようと思っている時より、自然の成り行きに任せて動き続けた方がいいことがある気がします。

大人にも放課後時間に、おもっきり楽しめる時間が欲しい。

その方が仰っていた言葉の中でも印象的でした。
大人が楽しむこと、遊びに夢中になること、徐々に制限されてきたのはいつからでしょうか。大人だって思いっきり楽しんでいいはず。学生時代のように思いっきりはしゃいでもいいはず。

子どもができると制約はできますが、大人が楽しむことで子どもたちも熱が伝わる。最近では、子どもが遊んでいるときに、大人がベンチでスマホを触っているのをよくみます。もっと大人がワイワイ、キャーキャー叫びながら、みんなで楽しめる、熱狂できる場があったらいいなと妄想が膨らむばかりです。

祖師谷まちづくりセンターとの方との話でも、同等の話が出てきます。地域活動への参加者の比率を見ていると割合として女性が多く、男性は新しいコミュニティや活動に参加することに障壁を感じてしまうことも多々あると。個人差もあるので、性別でくくるのは一概に言えないですが、どちらにしろ大人も人間らしく、思いっきり楽しめる場が街中にあったら面白いかもしれないですね。

かつてオランダの歴史学者のホイジンガも、「ホモ・ルーデンス=遊ぶ人」という言葉を引用し、遊ぶことに人間の本質的機能を定義しています。

遊びは自由な行為であり、「ほんとのことではない」としてありきたりの生活の埒外にあると考えられる。にもかかわらず、それは遊ぶ人を完全にとりこにするが、だからといって何か物質的利益と結びつくわけでは全くなく、また他面、何かの効用を織り込まれているものでもない。それは自ら進んで限定した時間と空間の中で遂行され、一定の法則に従って秩序正しく進行し、しかも共同体的規範を作り出す。それは自らを好んで秘密で取り囲み、あるいは仮装をもってありきたりの世界とは別のものであることを強調する。

『ホモルーデンス』より引用

人間は遊ぶことで、これまで文化を進化させてきました。これからもそれは変わらないでしょう。だからこそもう一回大人の在り方を実践を定義しなす価値はあると強く感じました。

実際にこちらも動き始めるので、お楽しみに!


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