吉田凌太 | キザシプロジェクト

平日毎日更新。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科所属(現在休学中)。 東京都世田谷区…

吉田凌太 | キザシプロジェクト

平日毎日更新。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科所属(現在休学中)。 東京都世田谷区祖師谷にて、街に人と共に、新たな街のキザシを作るべく奮闘中。

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【ソシガヤ格闘記・初朝】開幕3時間前。ここまでの思いを文に。

こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)といいます。 急に名前を言っても誰もわからないでしょうけど、僕は今緊張しています。3時間後に控える、まちづくり会議を控えて、興奮のあまり昂っています。これが未来を変える大きな一歩になるのだと1人でニコニコしながら、パソコンに直面して、文章を校正しています。 そんな邪な気持ちを抑えつつ、思いを文章にしていきたいと思います。この文章が誰に届くかわからないけど、未来の自分が

    • 【ソシガヤ格闘記・第7週】エゴを出していくことに夢中になってもいいのかもしれない

      こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)といいます。 土日に、彼女と2人で佐渡島へ行ってきました。心地よい波に揺られながら、新潟から足を伸ばし、絶品の海鮮料理を堪能しました。雄大な山々と海に囲まれた生活は、都会の窮屈さから解放されるきっかけを与えてくれました。金鉱業で成り立った佐渡の町では、遺跡としていまだに濃縮機や鉱石場が残っており、美化された歴史と剥き出しの遺跡が共存している感じが、とても印象的でした。

      • 【ソシガヤ格闘記・第6週】コントロールから生まれない糊代を大切にしたい。

        こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)といいます。 昨日は移動をテーマにしたプロジェクト会議を開催しました。 モヤモヤや事例、これまでの経緯を踏まえて、どのような議論がなされてきたのか、整理したいといった思いで急遽開催しました。急遽だったこともあり、不安もたくさんでしたが、開催した意味が十分にあり、予想以上に色々な意見が出た回でした。格闘だらけでした。 加えて、今回は試験的に以下のことにも挑戦。 オンライ

        • 【ソシガヤ格闘記・第5週②】自分ができる変数を見つめ直し、明日からまた。

          こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)といいます。 昨日に引き続き、タクティカルアーバニズムの話をします。タクティカルアーバニズムは、行政や都市計画といったトップダウンの手法ではなく、市民がじっくり、かつ戦略的に変化をつけるにはどうするのかという点に主眼が置かれています。 自分も街にキザシを作るといった点を進める上で、変数がどの部分にあるのか、という点を常に意識として持つようにしてます。定数を動かそうとし

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        【ソシガヤ格闘記・初朝】開幕3時間前。ここまでの思いを文に。

          【ソシガヤ格闘記・第5週①】ゆっくり、じっくりurbanismの源流を巡る。

          こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)といいます。 時間が空くと、文章を書くスピードも遅くなりますね。 全てが高速化・効率化されるなか、ゆっくり、じっくり考える。遅延、じっくり考える、といったことに寛容な環境が少ない世の中。僕にとっては良い風向きです。活動全体でもじっくりコトコトと煮ながら進める中で、時に油を注ぎたくなる時もあり。街自体は日進月歩で変化していくものなのに、火を強くしすぎて火傷してしまう。ゆっ

          【ソシガヤ格闘記・第5週①】ゆっくり、じっくりurbanismの源流を巡る。

          【ソシガヤ格闘記・第20朝】4週間続けて感じたこととこれから。

          こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)です。 文章を書き始めてはや4週間、だいたい1ヶ月。これまで文章を書くことが多かったし、思いの丈を校閲せずそのまま文に記していることもあり、負担なく書き連ねてこられた。 そんな今だからこそ、今後を見据えてこの格闘記をどのようにするかを考えていきたい。 文を書こうと思ったきっかけは、自分の思いのぶれを表現するにはnoteに毎日投稿することが最適と思ったからだ。松岡正剛

          【ソシガヤ格闘記・第20朝】4週間続けて感じたこととこれから。

          【ソシガヤ格闘記・第19朝】翻訳家の精神こそ自分に必要なのか、と感じた日。

          こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)です。 なぜこのような形で発信しているんだろう。理由も特に考えず、ここまで続けてきた。言葉を発する、しないと何を思っているかすらわからない。時に僕の思いは、僕にすら分かってない。でも言葉に起こした瞬間に、自分の自我が吹き込まれたように、自分に直面する。 歴史の中でも発信と記録は長い間続いてきた。 言葉や文字の誕生、印刷技術の発展、情報通信の発展、レイテンシーの光速化、

          【ソシガヤ格闘記・第19朝】翻訳家の精神こそ自分に必要なのか、と感じた日。

          【ソシガヤ格闘記・第18朝】おとなだって思い切り楽しんで、思い切り叫びたい。

          こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)です。 昨日は「らしさ」なんて今作ればいい、という話をしました。とはいうものの、やはり祖師谷らしさの一番手はウルトラマンでしょう。最近は、観光客の方も、ちらほら目にします。もっと色々な展開ができたら面白いですね。 昨日は素敵な方との出会いがありました。その方は、祖師谷在住歴なんと10年。お子さんが生まれてから祖師谷・砧の近辺に引っ越してきたようです。引っ越してくる前ま

          【ソシガヤ格闘記・第18朝】おとなだって思い切り楽しんで、思い切り叫びたい。

          【ソシガヤ格闘記・第17朝】形のもたない「らしさ」への固執からの解放

          こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)です。 〇〇らしさという言葉にすごく惑わされる毎日。オリジナリティ、とか その人らしさってどういうところに現れるのだろうか。そもそも「らしさ」ってなんなんだろうか。 祖師谷で活動していると、時々言われるこの言葉。いったいなんなのか分からずに、自分も「頑張ります」と返答してしまっている。おそらく情報量0だが、面白いので、自分なりに仮説を立てて考えてみよう。 前提1:何

          【ソシガヤ格闘記・第17朝】形のもたない「らしさ」への固執からの解放

          【ソシガヤ格闘記・第16朝】今日から新年度、力を入れ直していこう。

          こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)です。 2024年4月1日。ついに新年度が来た。 もし自分があのまま大学院に所属していたら、今卒業して社会人になっていたかもしれない。同期たちは無事大学院を飛び立ち、次の道へ羽ばたいていく。華やかな門出を祝ってるし、ここからの活躍が楽しみだ。 ここ2週間は、あまり目立った進捗はなかった。 とはいうものの、僕にとってはすごい貴重な時間だった。なくてはいけない時間だった。

          【ソシガヤ格闘記・第16朝】今日から新年度、力を入れ直していこう。

          【ソシガヤ格闘記・第15朝】郵便配達を現代に置き換えたい。(事例調査③)

          こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)です。 移動やケアについて調べていると、やはり移動体験をどのように作っていくかが大切になると改めて感じる。ある種、居場所自体を移動空間に作るのも無理はない話である。 イヤホン型脳波計測器「XHOLOS(エクゾロス)」を開発する株式会社CyberneXがパナソニックのモビリティ照明部門とタッグを組み、光演出が人間の脳に与える影響について実証実験を行なっていた。記事を拝見

          【ソシガヤ格闘記・第15朝】郵便配達を現代に置き換えたい。(事例調査③)

          【ソシガヤ格闘記・第14朝】楽しかった、またきたいという場を目指して(事例調査②)

          こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)です。 朝とか書きながら、もう夕方になってしまい申し訳ない。 タイトルの第⚪︎朝というのは、尊敬する松岡正剛さんの千夜千冊からインスピレーションをもらった。千夜連続で名著に対する感情と論理の表明をし続け、かつ陶酔させる文を紡ぎ続けるのは覚悟がいる。僕も僕なりに、感情を吐露しよう。昨日は気持ちの高揚や一体感、帰属意識などに焦点を当て事例を見た。今回はアクセシビリティやユニ

          【ソシガヤ格闘記・第14朝】楽しかった、またきたいという場を目指して(事例調査②)

          【ソシガヤ格闘記・第13朝】行為を通してワクワク感を引き出す(事例調査①)

          こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)です。 前回まで独り言とやら、雑談が多かったので、 今回は事例調査も兼ねて、しっかり情報を取得できたらと思ってます。 現在自分は世田谷区の経済産業部 産業連携交流推進課が主催する、 世田谷区地域経済の持続可能な発展を目指す会議に区民委員として参画させていただいております。当会議では、地域経済の持続可能な発展に係る指針に関すること及び地域経済の持続可能な発展に関する事項

          【ソシガヤ格闘記・第13朝】行為を通してワクワク感を引き出す(事例調査①)

          【ソシガヤ格闘記・第12朝】歩く、という行為を深掘り考えてみる。

          こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)です。 今日は二足歩行に関する歴史を、簡単に深ぼってみようと思う。 二足歩行の登場は人類進化における顕著なマイルストーンであり、エネルギー効率の改善、環境監視の向上、そして道具の使用能力の発展に寄与した。直立二足歩行の利点の一つは、移動時のエネルギー効率の高さを可能にしたことにある。他の霊長類、特に四足歩行を行う近縁種と比較した場合、ヒトは長距離を移動する際にかかるエネ

          【ソシガヤ格闘記・第12朝】歩く、という行為を深掘り考えてみる。

          【ソシガヤ格闘記・第11朝】車に塗れた世界で歩行の持つ意味ってなんだろうか?

          こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)です。 先日以下の記事を見つけた。The Motorist Wonと称し、警鐘を込めて、車に塗れた世界をmidjourneyにてビジュアライズ。 自家用車のために道路が拡張され、ランドマークが駐車場と化したこのシリーズ。作者であるカイル・ブランシェシは、公共交通機関よりも自動車や自家用車の利用が増加し、一貫していること、そして、自転車レーンや歩道などの緑地に対して、政

          【ソシガヤ格闘記・第11朝】車に塗れた世界で歩行の持つ意味ってなんだろうか?

          【ソシガヤ格闘記・第10朝】痺れた感覚を取り戻し、人間にさせてくれる場を目指して。

          こんにちは。初めまして。 慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士2年、 休学中の吉田凌太(よしだりょうた)です。 昨日は祖師谷まちづくりセンターの皆川さんに時間を割いていただき、 前回の全体の報告会と今後の方向性に関して、話してきた。 皆川さんは非常に柔和な方で優しくて、僕みたいな若造も全面的に支援してくれると後押ししてくれる。ありがたい。 「全体の可能性を増やしていくこと、アクセスできる道をたくさん用意しておくことこそ、参画への障壁や可能性を広げる」 この言葉が、皆川

          【ソシガヤ格闘記・第10朝】痺れた感覚を取り戻し、人間にさせてくれる場を目指して。