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#020 評論家ばかりの会社?

あるクライアントの従業員の方と、お話をさせていただきました。

長年努められて、それなりの思いが会社にあって、自分の社長や経営陣とも近いので、これまで色々と進言というかアドバイスと言うか、提案と言うかを、してきたそうです。

その人の思いとしては、会社に変わってほしかったんでしょう。トップや役員の人たちに変わってほしかったんでしょう。自分のほうが正しいと言いたかったんでしょう。

でも、伝わらなかった、変わってもらえなかった。
自分も一生懸命やってたから、それをわかってもらえなかったから
辛かった、悔しかったんでしょうね。

私がその会社にコンサルとして入らせていただいて、全体の流れが変わってきたのを感じて、おきらめていた思いが蘇ってきたのでしょうか。その思いを私に伝えてくださいました。

内容も、正しいことをおっしゃられます。
うちの社員は全員ぬるい、プロじゃない、〇〇さんはこうした方がいい、会社はこんな仕組みを作った方がいい、こういうものを置いた方がいい、こういうルールに変えた方がいい。

おっしゃるとおりだと思います。
とても正しいと思います。
誰が見ても、おそらくそうした方がいいと思います。
うしたほうが正しくて、誰もが納得するんだと思います。

でも、それをするのは誰ですか?

あなたの提案は正しいかもしれませんが、その提案は、実行可能な内容でしたか?なぜそれを自分でやろうとしないんですか?もしくは、なぜそれを、私も協力しますので、一緒にやりませんか?という言葉を、経営陣に言えなかったんですか?

いくら正しいことを言っていても、それを言うだけなんだったら、不満を垂れ流しているクレーマーと変わりませんよ。まだ20代の新人さんとかならわかりますが、あなたはもう何十年もこの会社にいるんですよね?

本気で変えたい、変わってほしいなら、まず自分たちでやってみてください。あなたのトップは、もうすでに、寝る間も惜しんで、精一杯やってる。これまで一人で背負って、誰も助けてくれない中で、一人で突っ張っしてきて、私がお会いしたときには、もうボロボロだった。

そんなトップに対して、私はなにもしないけど、私の言ってることが正しいから変えてくれと言うのは、僕から見ると、とても恥ずかしいふるまいに見えますが、どう思われますか?あなたは、それで本当に良いんですか?

・・・・・・・・

その方は、少し黙って

そうですね、自分がやらないといけませんよね。私も、ぬるかったということですよね。なるほど・・・・・

その様におっしゃってくださいました。

私よりも、6つほど先輩の方ですが、真摯に受け止めていただけました。そして、あ~、この会社は、まだこういう思いのある人が残っていて、その思いがちゃんと報われる形で導く人が、本当にいなかったんだなと感じました。

ということは、この人達の思いを実践できる環境にしていけば、この会社はきっと良い形に化けるはずだ!そう感じる瞬間でした。

この内容も、この会社のトップに伝えて、そのトップも真摯に受け止めてくださいました。

本当に、トップが変われば、組織は変わる。しかも、とてつもないスピードです。こんな経験をさせていただいて、私も本当にありがたいなとおもっています。

人が、良い方向に変わっていく姿と言うのは、その人の本来の真実の姿なんだろうなと感じます。

だから美しくて、見てる側の心が動く。

子どもたちがキラキラとしているように
大人たちも、自分の真実を生きることができれば、必ずキラキラとイキイキとしてくる。

それを目の当たりにできているのが、楽しすぎる♪

ひきつづき、動向を見守りながら、会社全体のこれまでの悪しき風習と文化を変えていくプロジェクトをすすめていくぞ!っと自分自身もパワーを貰えた場面でした。

そして、評論家ばかりの会社を実践者しかいない会社に変え
私も、評論家にならないように、精進しようと思った次第でした。

今日もあなたが
氣づきに満ちて、よりよき真実に出会えますように♪

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