氣づきの国語辞典「ミネ」編
峰→ 「山」の象形と「下向きの足の象形と草・
木の葉が寄り合い茂る象形」(「足が1点に寄り集
まる」の意味)から、「山の尾根が集まってくる
所、みね」を意味する「峰」という漢字ができ
た。※「峯」は同字( 漢字の形は異なるが、同じ
意味で、国の規則で認められている漢字)。
嶺→ 「連なったやま」の象形と「頭上の冠の象形
と跪く人の象形(「人が神の神意を聞く」の意味)
と人の頭部を強調した象形から、多くの山々
をまとめる「いただき(頂上)」を意味する「嶺」
という漢字ができた。
多くの尾根が集まる所が峰で、多くの山の頂上が
嶺ってことか。違いを知るって面白い。
埼玉県秩父市にある秩父三社、三峯神社。
景行天皇の命により東国平定に遣わされた日本武
尊(やまとたけるのみこと)は甲斐国(山梨)から
上野国(群馬)を経て、碓氷峠に向われる途中で
三峯山に登り、山川が清く美しい様子をご覧にな
り、国をお生みになられた二神(伊弉諾尊(いざ
なぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)
お偲びになって仮宮を建てお祀りし、この国が永
遠に平和であることを祈られた。この時、尊を道
案内したのが狼(山犬)であったとされ、神様の使
いとして一緒に祀られている。
その後、景行天皇は日本武尊が平定した東国を巡
幸された折に三峯山に登られ、三山高く美しく連
らなることから「三峯の宮」の称号を与えたと
言われる。
狼は大神でもあり、山や川が清らかなこの場所は
氣の集まる場所でもあることを象徴するように
お守りには「氣」の字が大きく書かれている。
ここも参拝したい神社の一つ。
石川県にある氣多神社も氣づきのがっこう。とし
て参拝したい神社である。
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