氣づきの国語辞典「四」編
甲骨文・金文では、「4本の横線」から数の「よ
つ」の意味を表した。篆文では、「口の中の
歯・舌の見える」象形となり、「息」の意味を表
したが、借りて、「よつ」を意味する「四」とい
う漢字ができた。
元々「亖」という漢字があり、意味も「4」。
「四の古字(=その昔使われていた文字)」とし
て漢字辞典にも載っている。
横棒4本で意味は4。分かりやすいのになぜ四に
変わったのか?
ローマ字でも4はⅣ。
17世紀まではⅠⅠⅠⅠが使われており、今でも残ってい
るものもある。
これはあくまで推測だが、日本人は昔から
四や九という数字は死や苦を連想することから
忌み嫌う傾向があった。
そのために、周りを囲った四の方がいいと考えた
のではないか?
ちなみに九は「屈曲(折れ曲がって)して尽きる」
象形から、数の尽き極まった「ここのつ」を意味
する「九」という漢字ができたと考えられてい
る。
漢字ってやっぱり面白い!
明日からいよいよ「ラ」編へ!
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