感情にはポジティブと
ネガティブがあることは
知っていると思います。

ポジティブな感情に
・喜ぶ
・嬉しい
・楽しい
というものがあります。

反対にネガティブな感情は
・怒り
・悲しみ
・恐怖
なんていうのが代表的です。

ところで
あなたはどちらの感情が
幸せだと思いますか？

「ポジティブがいいに決まっているじゃん！！」
95%はそうこたえると思います。

それも正解です。

でもそれって本当でしょうか？

私はどちらの感情も大切と考えています。

なぜ、ポジティブとネガティブがあるの？
そう考えるとスッと理解できると思います。

ポジティブもあってネガティブもある…

これを陰と陽の考え方に
寄り添いながらお話します。

陰と陽とは
陰＝影、暗い、冷たい
反対に
陽＝光、明るい、暖かい
と表現できることがわかると思います。

薬膳の食材にも五性、五味
があり熱、温、平、涼、寒があり
それを陰と陽で分けています。

そして、その教えのなかには
「世の中のすべての物事は
陰と陽の相反する2つの性質があり
両方の調和によって保たれている」

これを
◆陰陽思想といいます。

例えば
陰＝女、夜、裏、地、柔、弱、静
陽＝男、昼、表、天、剛、強、動

この相反したものをバランスよく
取り入れて生きましょうね！

というのが陰と陽の教えです。

そして、この相反した存在の
バランスが崩れたらどうなるでしょうか？

女しかいない社会
男しかいない社会

夜しかない社会
昼しかない社会

弱さしかない社会
強さしかない社会

もし、これが感情だとしたら…

偏った感情では苦しい生き方に
なってしまうかもしれません。

だから、ポジティブも大切で
ネガティブも肯定することが大切なんです。

さらに言い換えると、
感情はポジティブが強すぎるとネガティブが弱くなり
ネガティブが強くなるとポジティブが弱くなる。

感情はバランスが取れているからこそ
穏やかな気持ちでいれるということ。

なので、
「バランスが悪いな！」「どちらかに偏っているな！」
と感じたら調和させると穏やかでいれるんだよ！
ととらえることもできるわけです。

だから、
どちらが良い悪いということではなく
両方の感情があるからこそ、
バランスのとれた生き方ができる。

実際に家庭や職場でも、
男女のバランスが取れているから
家庭生活も仕事も順調にいきます。

心と身体も繋がっています。

私たちの体質も陰と陽に分けられて
健康な時は中間でバランスが崩れると
陰に傾きやすい人、陽に傾きやすい人に分かれます。

陰体質は基本的に身体の
基礎代謝が低く、体力も
乏しいタイプの人です。

性格は内向的で一人で
いることを好みがちです。

陽体質はその逆で、
基礎代謝が活発で体力も
充分にあるタイプです。

性格も明るくて社交的です。

陽に傾いた時は
過剰なところを抑え

陰に傾いた時は
足りないものを補います。

そして、この陰と陽の教えは
2千数百年前からある教えです。

それだけ、古くからの教えというのは
本質をとらえている大切な事と言えます。

なので、自分の感情を肯定し
感情面のバランスを良くして
パワフルな人生にしていきたいです。

Toshiさん