鷹宮漣

写真屋。ほかに鷹宮漣名でSM官能小説書き。 いずれも裏稼業。オモテはいたってまじめで硬…

鷹宮漣

写真屋。ほかに鷹宮漣名でSM官能小説書き。 いずれも裏稼業。オモテはいたってまじめで硬ぁいオシゴトしてるふつーのヒト。

最近の記事

SMシーンのある一般小説集⑥ 密約/田中雅美

 作者は女性です。  最初、ジュニア小説の分野で人気を得て、確か、二年くらい前だったと思うのですが、光文社文庫に「暴虐の夜」というハードサスペンスを書き下ろして、まったくの新境地を開き、あっと言わせました。  しかし、残念ながら物足りなかった、私には。  ポルノとしてもサスペンス小説としても・・。  したがって、その後シリーズとして発表されてきた同じく書き下ろしの  ・嗜虐の檻  ・悪虐の宴  ・淫逆の爪 の三作は読んでいませんでした。  上、四冊はいずれも文庫のために書き

    • SMシーンのある一般小説集⑤ 峠に棲む鬼3部作/西村寿行

      ■このテキストは2007年8月に mixi「SMシーンのある一般小説集」というコミュニティに寄稿したものです。後半に加筆します。 今回は西村寿行さんです。 この方、言わずと知れたエンターテイメントの大物中の大物。 作品は壮大でロマンに溢れています。 しかも、作品によってはSMシーンやレイプシーンが多用され、女の子はすぐ捕らえられて「性交奴隷」にされ、激しく犯され、口も性器も時にはお尻までも犯されながら、「男根」におぼれていくという設定が多い。 シリーズ化も多いその作品群

      • SMシーンのある一般小説集④ 真夜中の構図/西村京太郎

        西村京太郎といえば、トラベルミステリー&十津川警部シリーズで一躍有名になった方ですが、この作品にも十津川氏はすでに警部として登場します。 主人公は結構「悪」なのですが、でも罠にはめられて殺人犯にされてしまいます。 その過程で、M女が絡んだりして、現在の西村京太郎ではあまり考えられないようなSMシーンが書かれていたりするのです。 もちろん、味付け程度ですので、ミステリーの方を十分にお楽しみください。  集英社文庫 500円(現在「知的な旅に、キヨスクの集英社文庫」というキャ

        • SMシーンのある一般小説集③ ぼくは微動だにしないで立ちつくす/白石文郎

          テレビ制作者の主人公が恋人祥子に対して抱く不信感を縦軸に、真奈という少女とのSM体験から、自分の中に潜む「狂気」に気づいていくところを横軸に書かれた物語。 真奈やその友人チサをいたぶるSMシーンはかなり本格的で、かじった程度ではないな、という印象を受けましたが、実際はどうでしょう・・。 一読では、物語の縦軸になっている祥子の以前の彼MINEの暗号から祥子のセックスを想像している部分がちょっと展開の方向性がわかりにくかった気がして、ちゃんと書かれている筈なので、もっとじっくり

        SMシーンのある一般小説集⑥ 密約/田中雅美

        • SMシーンのある一般小説集⑤ 峠に棲む鬼3部作/西村寿行

        • SMシーンのある一般小説集④ 真夜中の構図/西村京太郎

        • SMシーンのある一般小説集③ ぼくは微動だにしないで立ちつくす/白石文郎

          SMシーンのある一般小説集 ② 白き狩人/渡辺淳一

           将来を嘱望されているプリマドンナの脚を「切断」という非情な診断をする美人女医。  絶望からこの女医の蜘蛛の糸にからめ取られていく女。  そして、女医にあこがれながらも疑念を持つ看護婦。  レズ。サディスティックな命令。  今、手元にありませんが、当初「集英社文庫」から出てまして、今は別の出版社から再販されて出たばかりなので本屋さんで平積みされていることと思います。  台風でお外に出られない日曜の一冊に・・・、って買いに行けなくちゃ  お話になりませんか・・・。  

          SMシーンのある一般小説集 ② 白き狩人/渡辺淳一

          SMシーンのある一般小説集 ① 砂の上の植物群/吉行淳之介

          #20代の頃にとあるパソコン通信サイトに書いた文章がmixiに残っていたのでちょっと記録のためにこちらに転載しておきます。すでにこれをmixiにアップした自分は「排除」され、このコミュニティの管理人も別の人がなった上で放置されているのでどうすることも出来ない。ネットにはこれから、アルジがもうこの世に居ないというようなものも含めて、遺物が残っていくのでしょうね。 では最初の一冊 「あ、この本が原体験(?!)だった・・」と気が付いた、吉行淳之介さんの小説を第1回にすることにし

          SMシーンのある一般小説集 ① 砂の上の植物群/吉行淳之介

          MacのPagesでAmazonペーパーバックを創る!!4

          作った本をいくらで販売できるのか。上のページを使えばすぐに計算できます。本の大きさが価格に影響しないという衝撃はすでに書きました(笑)。 利益100円、120ページの本だとこんな感じ。 価格はページ数によるのは書いた通りなのですが、じゃあ薄ければいいのかと思って表に数値を入れてみても80ページも100ページも変わりません。 あ、これは最低ページ数があるのねというのがわかるわけですが、順序として見るべきページを端折っておりました(笑)。 ああ、なぜか110ページの時は395

          MacのPagesでAmazonペーパーバックを創る!!4

          MacのPagesでAmazonペーパーバックを創る!!3

          実は今知ったのですが、noteのルビも「あおぞら文庫方式」準拠なのですね。 自分の電子書籍の原稿も、テキストを打つ際、ルビを打つ始点にを入れ、ルビの最後と打つという具合です。 ところがペーパーバックのデータではこれが通用しないわけです。ひょっとしたらこれを一気になんとかするスクリプトとかあるのかもしれませんが今のところみつけられてない。 そうするとひとつずつ《》をみつけては、ふりがなフリたい漢字をフォーカスして(Pagesの場合だと)メニューの「フォーマット」からかあるい

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          MacのPagesでAmazonペーパーバックを創る!!2

          電子書籍の発行や更新をするたびに、「このデータでペーパーバックも出しませんか?」と表示されるようになって早2ヶ月近く。 いかにも「簡単にできますよ」と動線が走る。 が。 「データはそっちが持ってるだろうよ」 だからそっちで勝手にやってくれればいいのに、なんていうのは全く甘い考えで…。 結局、リフロー版と違い、きちんと「製版」したものを用意しなければならないとわかり、うーん正月休みだなと思っていました。 そう思いつつ、KDPの該当ページなんぞをとりあえず「印刷」して、暇なと

          MacのPagesでAmazonペーパーバックを創る!!2

          MacのPagesでAmazonペーパーバックを創る!!

          そして、noteにその過程やらなんやらを公開する。 これが2022年の新年真っ先にやろうとしていたことだった。 まあタイトル何がいいかなということで、一見関係ない「俺はwordがニガテだ!!」というちょっとエキセントリックなものにしてみた。 全世界3億人のword大好きユーザーを何も敵に回す必要もないと思うのだが、嫌いなものは嫌いなのだ。 真っ先に脱線するが、せっかくそういうタイトルにしたので、嫌いないや苦手な理由をふたつあげておこう。 イチに、なんといっても思いのままにな

          MacのPagesでAmazonペーパーバックを創る!!