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蒙(もう)を啓くが名前の由来らしい

尊敬しフォローしている人。吉岡里帆さん。

日本語の使い手として。

その人の素が出るのは演技しているときじゃなく、バラエティにゲストとして出たとき。

ある番組で、彼女の出身地である京都を歩く、という企画があり、そのときのやりとりで、「素敵だ」と思った。

日本語の選択がとても魅力的。

その後、ラジオのパーソナリティやってることを知った。
ラジオは声だけ。
そして、声って、その人が一番出る。

話に出てくる『美しい日本語の辞典』。
気になる。購入した。

日本の色117点がカラーで。
知らない色の名前ばかり。

うすいろ

うるみしゅ

かりやすいろ

こだいむらさき

・・・

豊かになった気分。

後世に残したい日本語

「あいあいがさ」って、知ってる。でも、なんと書くか。

相合傘
一本の傘を二人でさすこと。
また、その姿から、傘の略画の左右に男女の名を並べて、恋仲の男女をひやかす落書き。

大福帳
商家で日々の売買の勘定を記入した元帳。半紙を細長く二つ折りにして横にとじた分厚い帳面で、項目を分けずに取引の順に棒書きにするのが普通。「大帳」に福運を願って「福」を加えたもの。「台帳」ともいう。

大福帳、落語やドラマに出てくるからわかったつもりでいたけど、「項目を分けずに取引の順に棒書きにする」というのは知らなかった。

「おかげさんで、今年も大福帳、黒ぅさせてもらいました。あんさんのおかげです」

桂米朝(三代目)『百年目』で店の主人が番頭はんにかけたねぎらいの言葉。

「大福帳、黒ぅ」ということは、棒書きする取引が多くあって繁盛したことを指してる。

このほか、「自然を友として」
雨の名前
風の名前
雲の名前
空の名前

「無人島に一冊だけしか持っていけないとしたら」
ぼくはこの辞典にする。

てか、そもそも無人島には行かないけどね(笑)

ドラマ(今クール最高と思う)
『舟を編む』
で紙の辞書への思いをなぞってるだけに


宝物になりました。
『美しい日本語の辞典』

ちなみにぼくの名前

啓一



「蒙(もう)を啓く」(啓蒙)が由来らしい。
ちゃんと掲載されていて、なんだか嬉しかった。

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