「ご放念ください」(=忘れてください)を実際に使っている人を初めて見た。僕もいつかこの言葉を放ってみたいが、まだ勇気がない。
昼休みには、足を延ばして一駅先の大型書店で過ごしたりします。今日見つけた『ガラスペンでなぞって愉しむ きらめく文学の世界』✨島崎藤村の”初恋”は、それこそ”前髪をあげ始し”頃に聞いたたことがありましたが、今、この年で改めて読めば、なんと初々しく美しい一文なのでしょう(*´艸`*)
美しい日本語を耳にすると幸せになる。今熱いのは李香蘭こと山口淑子。壮絶な戦争経験に注目してしまうが、古き良き日本語の朗々たるやは圧巻の如し。上品なのにいやみったらしくないのは慎ましさがあるからなのか。その中に確かな強さを感じるあたり、女傑だったんだなと改めて思う。耳福。