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ほんもの

*BE:FIRST新曲リリース・マーケティングを観測・観察するため、二日かけてこのnote書きました。


『AERA』表紙になってる夢見た。

書店行くと、AERA最新号の表紙がBE:FIRSTで、びっくりした。

たぶんぼくのAERA嫌い、写真嫌いを忖度して、彼らが代わってくれたんだ。ありがとう。

2024年4月時点、ビジネスは何かを売ることでは成立しない。

アイデアを広める。
以上。

広まったアイデアこそがビジネスになる。

BE:FIRSTの新曲、22日の午前0時にリリースされた。

オフィシャルオーディオYou Tubeは、22日朝8時時点(リリース後8時間)で18万回近い再生回数。6時に起きて最初に観たときは15万回だから、この2時間で3万回再生されたことになる。

*22日14:33追記。現時点で36万回。今日のうちに50万回いくかもしれない。
23日8:51am 追記。64万回。

オーディオのみで、ダンスはない。

だからこそよけい、彼らの優れた歌唱力が際立つ。

前の『Mainstream』映像ラストが「Ma」で終わっててそれを継いでの
「Masterplan」。

このワード「Masterplan」はこの冬ライブツアー、ラストでずっと流れてた。

さて;
どんなアイデアが広まるのか。

BE:FIRSTの新曲は、アイデアとして、広まっている。
ダンスいっさいなし。日本語の歌詞と曲と歌唱のみ。

Masterplanは和とヒップホップの融合だ。

何にせよ、もうここまできたら、
BE:FIRSTの新曲
ってだけでアイデアがウィルス化して、自力で広まっていく。

アイデアを広める。

というと、「やり方」に聞こえる。

違う。

ぼくはプレスリリースで広める、と
いったやり方は重視していない。
必要かもしれないが(必要な場合もあるかもしれないが)
十分じゃない。

では、BE:FIRSTはなぜ売れているか。
昨夜リリースされたダンスつき完全版。字幕歌詞は英語がデフォルトになってる。

他にはこんな言語。

肝心のビデオ中身は;

ぶっ飛んだ。

このクオリティ。

映画一本分のストーリー、SFX 技術の駆使、そして、彼らのダンス。
簡単にはコピーできない、いや、コピーしようという気にすらならない、まさに世界を狙ったクオリティ。

SKY-HIさんが新年度にあたり所信表明したTOYOISM(トーキョーイズム、Tokyo-ism)

「和を世界に」

がまさに体現されている。

もうね。再生回数とかウナギイヌの世界じゃないんですよ。

優れたコンテンツだから、広まる。以上。

しょぼい中身でも、「バズったら勝ち」みたいな幼い発想がまだある。
「インフルエンサーにインスタやTikTokで商品取り上げてもらって・・・」違う。JOYWOWでこれやったら破門だ(笑)

中身ですよ。ハイクオリティ。

昨日午後ふらり入ったカフェ。

「ホットコーヒー」とお願いしたら、出てきた。
ミルク、お砂糖、聞かれもしない。デフォルトでブラック。

これがね、あなた、最高なんですよ。
唇に当たるカップの薄さ。
まろやかかつ深みあるコーヒー。
これだけで、「また来よう」となる。

ほんもの

一人何万取る高級レストランでも食後のコーヒーをネスプレッソで出してしまうのがいまのご時世だ。「やり方」に毒されると、こうなる。「うち、ブランド立ってるから、ネスプレッソでもお客さんはありがたがって飲むでしょう」という。

食後のコーヒーこそが、あと味になり、次回へのリピートの鍵。

今取り組んでる翻訳新作。原書は1987年出版、37年前。もちろんインターネット以前。SNSなんて、「エスエヌ」の「エ」の字もない。

でも、「ほんもの」。
だからいま、必要だし、使える。

雑音、ノイズ、情報過多のいまこそ、

ほんもの作り

が最強のマーケティングになります。

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