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生きて、抗え。

映画館へ。

リベンジせなあかん

かねてより思ってた。

到着。

タクシー降りて。

チケット発券のためにはスマホでQRコード。

コート左ポケットさぐる。

ない

これ

「無い」

という漢字仮名交じり文
では空気出ない。

ない

が ぴたりくる。

あれ?

リュック開ける。

ない

しまった! いまのタクシーだ!!

脳内高速回転。

レシートもらってないから電話かけようにも。
最悪、手配してもらったホテルベルボーイにタクシー会社聞くしかないけどこれで映画のお楽しみ、消えるのだろうか。
いや違う。
ぼくのことやからこれでまたnote一本分ネタもらうことになる。
きっとなる。

・・・などと脳内考えながらタクシー降りた場所へダッシュ。
いた! たぶん、あれ。
どてっぱらに「GO」の文字。
手を振りながら「止まってーーー!」
運転手さん、気づかない。

こういう場合、運転手さんに「愛」届ける
・・・どころじゃねーよ、走れ!!
走れ!!
走れ!!
走るタクシー追うアクティビティ。

幸い、次の信号赤で、止まった。
駆け寄る。
ようやく運転手さん気づいて
ドア開けてくれた。
スマホ、ちょこん、と座ってる。

事なきを得ました。

「乗ったのと違うタクシーだった」パラレルワールドもありかもしれない。それはそれで別の物語が流れ出したはずだが今日はゴジラやねん。

さて。

観ました。

今日もまた、博士(Dr.コトー診療所)が言う。

「実はゴジラ撃退の作戦が水面下で進んでいるんですよ・・・」

前回、ここでぼくは限界を感じてたのだが、今日大丈夫。

じっくり観ることができた。

この映画、ただゴジラが暴れまわる娯楽映画ではない。

「生きていいのだろうか」と葛藤する敷島(神木隆之介)を始めとする、戦争を経た人々全員の思いに寄り添う物語だ。抽象度、高い。

だからこそ、パンフレット開いた1ページ目が、これ。

ゴジラは何を象徴するかというと、すでにみなさまおわかりのように、人間が生み出したけど、人間には手に負えないものたち

核兵器(原爆・水爆など)、原発、戦争・・・
映画の中でもビキニ環礁核実験が出てくる。

戦後すぐが舞台だが、現代も同じ。
実際、戦争やってるし、中国は今後10年間で150原発建設する計画だ。
TikTokが使えなくなる可能性もある。TikTokに限らず、SNSってのはここまで広まったら、確実に政治が絡む。いつ使えなくなるかわからない。人間が生み出したけれど、人間には手に負えない。

米下院が禁止法案可決

人間は、何か生きづらいものを背負うことがある。

家庭環境(親との関係)だったり、身体的あるいは精神的な何かであったり、さまざま。ぼくは小学生時代から右目の視力が弱い。5歳に両親が離婚、以来、年長の男性との関係結びが苦手科目。

あるいは、クセとか。

たとえば、フリーランスになったばかりの人にありがちなのが

「このひとと付き合ったら自分のトクになるだろうか」

と損得で見てしまう損得グセ。

これ、本人は気づかないけど、オトナから見たら一発だからね。気をつけようね。

それがあなたのゴジラ。

だけど、

生きて、抗え。

このような大きなものもそうだが、小さいけれど、日常よくある手に負えないものたち。これもゴジラ。

映画の後、大きな書店で、絵本いろいろ見て、楽しんだ。

中の一冊。

この中に、

積み重ねたいいわけのもろさをはかる

というのがあって。思わず笑ったんだけど。

ゴジラだよね。

生きて、抗え(笑)

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