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山下、山下る(やましたやまくだる)

ふざけたタイトルからスタートして申し訳ないです

カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしております、やましたです。

昨日から新しいインターン生がCBBに仲間入りです!

短期のインターン生で、1ヶ月の間、一緒にCBBで生活をします。

これで、またインターン生は7人になりました。

短期の方が短い期間でより多くのことを吸収できますように、長期インターン生である私たちがサポートしていけたらいいなと思います。

さて、今日のタイトルは
山下、山下る。
私のカンボジアでの任期を、山にたとえこれからのことを考えていきたいと思います。

安全な下山を

私のカンボジアでの任期は8ヶ月です。

そして、今日で私がカンボジアに来てなんと
5ヶ月になります。

早すぎる月日にただただ驚いています。

いつかのnoteで、そろそろ下山の準備に入らないといけません、ということを言いました。

やましただけに、下山。

任期が終わったら、帰国!さよなら!

ではなくて、私が帰った後、これから先もこのNGOは続いていきます。

新しいインターン生が来られますし、私のような長期インターン生も来られ、CBBスクールの運営に携わります。

今は、人数も多く、長期インターン生も多く、スクールが安定して運営できていると、私は思っています。

授業チームも、住み込みチームも、人数が多いからこそ分担してできている部分があります。

住み込みスタッフとの関わりも、より強固なものになってきていると、日々の生活で実感します。

そんな毎日が、これから少しずつ変わっていくと思います。

来月頃から、ちょうどその入れ替わり期に入ります。

長期インターン生が次々と帰国するからです。

9月、10月、11月ときて、12月に私が帰国します。

その3か月、私たち長期インターン生は、のちのインターン生に業務内容を受け継いでいかなければなりません。

この5ヶ月、全力で山を登り、その道を作ってきました。

山頂を過ぎ、いよいよ下り坂。

山登りは、登るより下りの方が危険だと言います。

下山に入った今、より気を引き締めていきたいと思います。

さて、その安全な下山のためには何を用意したらよいのでしょうか。

後継者が安心して登れる道をつくる

ここに来た時、インターン生が一人だったことは、これまでに耳にタコさんができるくらい言いました。

前のインターン生はいましたが、2019年度は私からスタート。

その中で一番に困ったこと言えば、日本にいるときに現場の状況がほとんど伝わらないままインターンがはじまったことでした。

いや、聞けよ、といいたいところですが

行ってみてはじめてわかることだらけです。実際。

そして、何か月か生活してはじめて、こうやって文字に書き起こせます。

私が授業チームの一員として、何ができるのかと言えば

生徒の名前や情報や、授業内容を記録として残すことだと思います。

実際、顔と名前が一致して誰が何時くらいにきていたということが分かれば、今後の授業にもつながります。

今の生徒との関わりを、私たちで終わらせるのはもったいない。

これからもたくさんの生徒に継続して日本語を学んでほしい、私の願いです。

また、私は今授業の他にも、スタツアや新インターン生関連の業務に取り組んでいます。

私の今月の目標である「スタツアの案内者用のガイドブックをつくる」というものも、順調です。

これを見たら、案内する側もインターン生も初めてでも迷わない、とそんなものを目指しています。

今、インターン生がそれぞれ自分たちのここでの活動を後世の人に分かりやすく残そうと、頑張っている最中です。

現場にいるからこそ、できる作業だと思います。

分からないことがあっても、答えは現場にあります。

今しかできない作業なので、期限内に絶対仕上げ、伝えていけたらいいなと思います。

帰国後のことを考える

帰国まであと3ヶ月となって
いろいろと帰ったあとの準備について考えないといけないです。

幸か不幸か、私には日本に残してきたものがたくさんあります。

幸でいえば
姉が来年結婚式をあげること。

あとは、社会福祉士の資格の登録を行って完全に【社会福祉士】として生涯有効な国家資格を持つことが出来るということ。

そして、日本で待ってくれている家族や、たくさんの友達に再び会えること。

不幸でいえば
大学時代に借りていた奨学金の返済があります。
40歳まで。
私は今後カンボジアに住みながら、返すことが出来るのでしょうか。

それにも関連しますが
就職です。
1月に帰国し、4月からは働く予定です。
それまでもアルバイトをしながら、家族への借金を返そうと思っています。
そのお金を返すために、働きます。
その働き先も、2ヶ月で探さないといけないです。

大変な道でしたが、それは私の選んだ道です。
これから先のこと、しっかり考えていきたいです。

さて、そのお仕事に関連してですが、私が帰国後にどのようなことにチャレンジしたいのか。

今、わたしは【外国にルーツを持つ子ども】に興味関心があります。

外国にルーツを持つ子どもとは、
「国籍にかかわらず、父・母の両方、または そのどちらかが 外国出身者である子ども」のことです。

例えば

・外国籍の子供
・日本国籍(二重国籍)の子供
・無国籍の子供
・外国出身の保護者と共に暮らす子供

です。

その子どもを取り巻く問題として、ことばの問題があります。

・学習機会/学習支援機関が不足している
・日本語の力が不十分
・母語発達支援機会が不足
・母語喪失ケースの場合、保護者との会話が成立しない

これらの子供たちに必要なのが
【日本語指導】です。

今、カンボジアで日本語教育に携わり
もっと日本語教育について知りたい!という想いが出てきました。

帰国したら、専門的に学ぶに至らずとも
日本語ボランティアの養成講座に参加できたらいいな思います。

そして、いつかは
【外国にルーツを持つ子供たちを対象に】
【日本語指導もでき】
【生活面での福祉のサポートができる】

スクールソーシャルワーカーになれたらいいな、と思います。

その他にも、興味あることとして
【外国人技能実習生】への支援が挙げられます。

最近、技能実習生の話題が世界で取り上げられて、その実態が明らかになりました。

外国人が日本で暮らすのは、言語の壁もありますし、文化の壁もあり、とても大変です。

その中、働く場所にもよりますが

過酷な生活、過酷な労働をしている人も中にはいるとは思うのです。

今、カンボジアでインターンとして働いてみて
外国で生活することの大変さを
十分に感じています。

そんな経験から、将来、なんらかの形で
外国人技能実習生に関わるお仕事ができたらいいな、と思います。

【外国人技能実習生への福祉の面でのサポートができ】
【日本語の指導もできる】

多文化ソーシャルワーカーにもなれたらいいなぁ。

夢はいっぱいです。

しかし、帰国後のことは本当にまだ何も考えていません。

だけども、小さな一歩から始めていきたいと思います。

同じ思いを持つ方や、機関を一生懸命探すところから。

山下のカンボジアでの生活🇰🇭

安全に下山し、次の山に向かえるよう
しっかりと準備を進めていきます。

あと3ヶ月。
気を引き締めて、がんばります!

応援よろしくおねがいします!

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