【参加レポート】 2019/8/16 エバーセンス主催ワークショップ 【心理的安全性ゲーム】

株式会社エバーセンス様主催の心理的安全性ゲームワークショップに参加してきました!

心理的安全性ゲームの発案者である安井 力(やっとむ)さんが講師です。

概要

心理的安全性ゲームって?

チームの中で、なにか事件が起きたとき、誰がどういう反応をするかでチームの底力が試されます。問題にフタをしてはいないでしょうか? わかったふりをしていませんか? 悪いニュースを知らせてくれた人に向かって、文句を言ったりはしてませんよね? 心理的安全性が不足したチームでは、そんなことも起こりがちです。

カードゲーム

心理的安全性はチームが学習し成長するのに欠かせません。「心理的安全性ゲーム」では、マズい状況でに対する様々な反応を体験して、チームに心理的安全性があるとき、ないとき、チームがどうなるか、実感します。そして、チームとしてどう成長したいのか、そのために心理的安全性をどう醸成していけばいいのか、理解を深めます。
たとえゲームと分かっていても、「教えてほしい」と頼んでいるのに「舌打ちをして」「自分でやれ」と言われるとちょっと傷つきます。言ったほうも、あとで心苦しくなったりします。そうしたやりとりをきっかけとして、よいコミュニケーションについてチームと一緒に話してみてください。

ゲームの進め方

① 親が状況カードを引いて場に出す。出来れば具体的な状況での問題っぽくする。(例、○○プロジェクトの進捗について誰か教えて)
② 他のメンバーは手札の発言カードを出していく。
③ 全員分が発言カードを出したら、親は感じたことを言う。(出来れば一言で)
④「未来のチームのすがた」シートを使って、このチームはどうなっていくと思うか考える。
⑤ 全員が親を体験するように①~④を繰り返す。

実施!

私達は、社内でのコミュニティ運営を一緒にやった先輩達+そのコミュニティのイベントにスピーカーとして来てくれた事がある別部署の方で行いました。

一発目は私が親、引いた状況カードは「誰か教えてくれ」という内容。

それに対しての発言カード

・それはあなたの責任
・おまえがなんとかしろ
・無視

辛辣ゥ!

その後、全員分回った所で振り返り。
・誰かひとりでもポジティブな発言があればめげないかも
・初っ端のアレは社風かもw

その後、やっとむさんの解説を挟み、再度振り返り。

発言カードをある程度のグループ分けをしてみたり、初っ端の「誰か教えてくれ」に対する状況をどうすればポジティブなものに出来るか、などを行いました。

やっとむさんの解説

こちらの55ページ辺りからが特に勉強になりました!

感じたこと

やっとむさんの解説を聞いたり、先ほど書いた
・発言カードをある程度のグループ分け
・初っ端の「誰か教えてくれ」に対する状況をどうすればポジティブなものに出来るか
を実施してる中で心で理解出来たことがあります。(今回のワークショップでの重要なポイントのようです。)

心理的安全性がある、が故に、お互いの意見を主張して時には喧嘩が起こる、でもチームが破綻したりはしない、そしてチーム内に新たな学習が起き、それが成長につながる

発言カードの中の「私は反対します」「やめておこう」を見た時、ネガティブっぽい印象受けるけど、これって必要な発言だし言えた方が良いなと思いました。
また、「おまえがなんとかしろ」という発言も、そう発言した人が作業をやっちゃうのは簡単だけど、それでは本人の成長が起きないと思った上での発言だとしたら?という話題になりました。(その真意が伝わるように言う事も含めて)なるほど、これか、これなのか!

今回のワークショップを通して、心理的安全性がある状態に向かうことと、その上で起こることが線でつながった気がしました。

ゲームを始めた最初は、心理的安全性を持つために「大丈夫だよ」とか「落ち着いて」とか「私がやる」等の発言のみに寄せればいいような気がしてました。

でもそれは、真に心理的安全性があるっていうよりは、お互いに気を遣い合って距離感を探っている、心理的安全性がある状態へ向かう初期段階のひとつなんだろうなと。まだこの状態では学習は起きない。

そして、「この人はこういうつもりでこういう事を言う人」だというメンタルモデルが出来ていって、その人の真意を探ったりとか必要以上に機嫌をとったりとかが要らなくなって、目的のために会話をすることが出来るようなチームに成熟していって…みたいな。

そう考えると、厳しい意見や対立が人格否定とかじゃなく目的に向かっているとチーム全員が理解出来てる状況って、いくつもの試練を乗り越えたりして得られるものなんでしょうね。(なるほどなという思いと共に、やっぱり即効性のある銀の弾丸はないんだなとも)

心理的安全性とは、対人関係においてリスクある行動を取ったときの結果に対する個人の認知の仕方、つまり、「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかを意味します。心理的安全性の高いチームのメンバーは、他のメンバーに対してリスクを取ることに不安を感じていません。自分の過ちを認めたり、質問をしたり、新しいアイデアを披露したりしても、誰も自分を馬鹿にしたり罰したりしないと信じられる余地があります。

この文章を見た時に、どんな発言をしても否定されることがない優しい場を想像することがありましたが
真の意味は、心理的安全性がある故に衝突することが可能で、そして学習が起こり成長していくことが出来る、ということなのですね。
学習が起こる状態を目指す上で、優しい場の状態を通って行く事もあると思いますが。

(そう考えると、部署関係なく集まった社内コミュニティの中で心理的安全性がある状態を経験して、そのエッセンスを持った人達が散らばって行くことで全体に何かが起きたらいいなって思ったしそれを狙っていたけど、現実はなかなかですね。でも、じゃあGoogleはどうやって会社内に広めていったのだろう。そもそも広めたのかな。いやでも以下ループ)

最後に

会場提供&主催のエバーセンス様、講師のやっとむさん、ありがとうございました!!

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