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金継ぎで大切な器にまたお世話になる話

器が好きです、というと、器のお店巡りをして、こだわりの器を集めたりして、というのを想像すると思います。
そんな人たちから見たら私はきっと一般人。器好きを名乗るのもなんともおこがましいぐらいの感じですが、それでも器に愛着はあって、欠けた茶碗とコップを捨てられずにいた訳です。
この度、ちょっとした決心で金継ぎをしてみました。

方法

今回は、パテを使った、いわゆる簡易金継ぎです。
最初は、やるならちゃんと、と思って、本格金継ぎの本を何冊か借りてきたのですが、段ボールで湿度を保つ箱を用意して、材料を揃え、何日もかけて、手がかぶれるかも、あぁ不安、というところで、無理そうだなと心くじけた訳です。この辺り、器好きレベルが一般人・・・。

キットを購入

金継ぎラウンジさんの金継ぎスターターキットを購入しました。5500円。器の値段もこれぐらいかもしれませんが、その分の愛着が増えると思えばプライスレスです。

欠けた茶碗

白山陶器の茶碗です。小さい方。
あまり食べる量が多くないので、これぐらいがちょうどいい。
何種類もあって、表参道のお店で選ぶのが楽しいです。
(同じのがなかったので、リンクはデザイン違い)


小さな欠けが
綺麗に!

欠けたコップ

ヒカリエのcollexで買った、作山のマグカップです。
下の部分色が違うのがまた良い。(古いので同じものがなく、リンクは別のもの)


これが…
綺麗に!

欠けた小鉢

青山のうつわ大福さんで買いました。
これが、どこで作られたものかがわからないのです・・・。自分の中では一点物のお気に入り。

これが
綺麗に!

ホントに、割れる前より素敵に見える!

金継ぎの流れ

  1. パテを切ってこねる
    →まっすぐ切って分量を変えないように

  2. 欠けたところに張り付けて20分待つ
    →このときギリギリの量で張り付けるのがコツです。最初は多すぎて、このあとの行程でとれてしまいました。

  3. カッターで余計な部分を削る

  4. サンドペーパーで磨く

  5. 真鍮粉とテレピン油、合成樹脂を混ぜて、塗る

  6. 24時間おいておく

超簡単でした。最後を除くと、待つ時間も含めて30分ぐらい

また割れたら、すぐやりたい

余計素敵になった気がします。
ちょっとでも選んで器を買った人にはおすすめできるかなぁと。
(まだちゃんと器を使っていないので、どれぐらい使えるかわかりませんが、捨てるより100倍いい!)

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