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コンプレックスが一つ消えた日。

今日、「謙虚さは挑戦者の持ち物である」という言葉を聞いて自然と涙がでた。

私は、中学生の頃から周囲に「本当に謙虚だよね」「もっと自信持ちなよ」「謙虚すぎて、自信がないみたい」と言われてきた。
そのせいか、「謙虚だね」という言葉がすごくコンプレックスだった。

自分では謙虚になっているつもりは全くなく、本当に心からすごいと思ったから相手を褒め、本当に自分の未熟さを感じたから「私なんてまだまだです。」と言っていた。しかし、時には謙虚すぎるゆえ自信がなく見えて相手を苛立たせていたのかもしれない。

その苛立ちに気付いてしまうからこそ、"謙虚"という言葉に敏感になっていた。


しかしそんな私が、"謙虚"という言葉で嬉し涙を流した。


今日、勤めている会社の社長がインタビューを受ける機会があり、付き添いをした。
インタビューは、会社ができたキッカケやこれからどんな会社にしていきたいかなど興味深い話で、普段聞かない社長の想いを知ることができた。

そのインタビューの中で"謙虚"について触れる場面があり内心ドキっとしたが、インタビュアーの考える"謙虚とは?"を聞き、目頭が熱くなった。

インタビュアーが考える謙虚とは、
「謙虚さは、挑戦した人にしか手に入れられないカードのひとつなんだと思う。身の丈以上の挑戦をして、こてんぱんにされ、自分の無力さを自覚し、自分にはない誰かの能力を心から尊敬し、感謝をする。そういう時間の積み重ねが、謙虚の根っこを深く深く育てていく。」
とのこと。

この言葉を聞いて、私の存在を、私の生き方をなぜか肯定してもらえた気がした。

「私、ちゃんと挑戦できているんだ。謙虚って自信持っていいことなんだ。」と。



競争が激しい世界に生きているからこそ自信を無くしやすいけれど、その競争に向き合えていると実感した。

インタビューが終わった途端、心にずっとあった雲がなくなり晴々しい気持ちになった。

そして今日から、"謙虚な自分"が好きになった。



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