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新章:終わりと始まり


実は最近とてもゴタゴタしており、まだしばらくゴタゴタしているのですが、何となく外堀が固まってきたのでここに記しておきます。
最近の不眠症はこのせいです。。。

Uターン禁止(ドイツにて)


海外出張が本格的に再開されます。
そして近いうちにちょっとだけ、欧州に住むことになりそうです。
まだ詳しくは書けません。
っていうか本人も分かりません。

先日の海外出張で、とにかくこっち来い、すぐ来れない?お願い来て?お前しか居ないんだ。って言われた。
それで決まり。
帰国した途端に普段話した事も無いような役員たちが急に凄い勢いで動き回り、周りをどんどん固められました。
今回においてはもう我が上司マイク&ハナサーズも絶句するような、天上人による絶対的な力が働いたようです。自分の事だというのに、あまりに珍しいのでへええ、と観察してしまいました。この辺りについては世の哀愁漂うサラリーマンの参考になるかもしれないので、後日改めて書きたいと思う。

おれの身辺も、さすがに役員が動き出したので、今まで誰も手を差し伸べてくれなかった業務の引き継ぎがものすごい勢いで進んで行き、あっという間に丸裸にされてしまった。(そのパワーをもっと普段から使ってくれよと切に思う)
それを見て改めて、ああマジな召集が来ちゃったな、としみじみ思っている次第です。

思えば、初めて欧州に仕事で行ったのが20年前。TOEIC300点台。英語は全く話せず。そこからヤバいと思って自己流で英語を始めてちょうど20周年。伸びしろは気まぐれで、ある時は日々進化し、ある時は停滞したが、今思えばあの駆け出しの頃に出来なかった話が少しずつ出来るようになってきたと思うし、現在も日々学びはある。これまで日本が拠点で国内をウロウロしていたので、所詮英語を話す機会は限られていたのだが、しばらく欧州に居るなら英語に触れる機会は圧倒的に増えるだろうし、第三・第四外国語の挨拶くらいは覚えられるだろうか。その辺りも楽しみだ。

アラフィフのサラリーマンとしてはそろそろ、自分の将来の安泰な立ち位置を固めたいと思っていた。同期の奴らは皆、それぞれの持ち場で責任のある役職に就こうとしているのだが、おれは組織に恵まれず、一匹狼でふらふらしているうちに天の悪戯で行き先知らずのジェットコースターに搭乗することになったようだ。今さらかよ!
でも日本でこれ以上腐っていても高が知れているし、ここは一世一代のチャンス!とばかりに飛び込んでみることにした。
もう糸の切れた凧、皿の無いカッパが、リミッター解除して、前例の無いオンリーワン街道をぶっちぎります。
大変な岐路に立たされているにも関わらず、心の中ではワクワクしている。

そう、実はちょっぴり楽しみでもあるんだ。

カッパ、翼を授けられた!


ただ、おれは通訳者ではないので英語は本職ではない。出来る人やネイティブには到底敵わないし、言いたい事も出し切れている訳ではない。また、ちょっとくらい英語が出来たからといって、本来の技術者としての視野を評価されなければ意味がない。そういう意味ではまだおれはお試し期間中だろう。欧州デビューして初めて一皮剥けたカッパ完全体がおぎゃあと生まれて真価が問われる。

そしてこんな時期に、結構目立つ引き抜き人事になってしまったので、会社中の好奇の目が痛い。
日本を出たくない、英語を全く話さない人たちから過度な期待を持って凝視されている。何ならすぐに揚げ足取ろうとしている。
日本人はそういうところがとても残酷だ。
ハードル上がる上がる。
いや、そっとしといて下さいよ。。

丁度良いnoteネタになりそうなので、これから少しずつ、経過を綴って行こうと思います。