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会社を辞めてから移住するまでの間の仕事探し

 会社に退職の意向を伝えてから何度か面談を重ね、退職日は9月末に決まりました。有給消化も考えると業務をするのは8月まで、それまでに引き継ぎやら業務整理をしないと、という感じ。移住のタイミングは1月と決めていたので、4ヶ月ほどの時間があります。さて、何をしようか。

 妻と二人で移住までにある程度貯金をしておくことを決めていたので、働かずにダラダラ過ごすつもりは無く、派遣なり割の良さそうなアルバイトでもしようかなと考えていました。大阪市内に住んでいたので、探せば仕事はいくらでも出てくる中、何となくコールセンターのアルバイトが浮かびます。

 電話対応は会社にいた頃から慣れていたし、システムの操作説明なども電話で行うこともしばしばあったので、今までの経験も活かせそうだなと。コールセンター業務といっても内容は様々ありましたが、一定して時給単価が他の仕事より良かった点も惹かれる理由になっていました。定時通りに帰れるみたいだし。

 外に出ていた営業から内勤のコールセンター業務へと、オフィスワーカーとしてマイナーチェンジするかー、とほぼ気持ちを固めていた時に、妻からこんな仕事もいいんじゃない?と紹介されたのが酒造の冬季アルバイト。10月~3月の日本酒仕込みの期間限定で、日本酒づくりや瓶詰めなどの出荷作業をする仕事。しかも僕が大好きだった京都伏見にある酒造での募集です。

 見た瞬間に働きたい!と思ったのですが、求めていたほどの稼ぎが得られない事や半年間働くことが条件となっていたので、難しそうだなと悩みます。移動時間も長いし、繁忙期となると週6日勤務で妻と過ごす時間も限られてしまう。せっかくなら今しかできないような仕事がしたいと思ってはいましたが、目の前の現実を考えると厳しい。でもやったみたい。

 そんな様子を察してか「とりあえず面接だけでも行ってきたら?」と背中を押してくれた妻。すぐに問合せをして履歴書を持参し、面接に行きました。今までの経験や日本酒が好きなこと、移住予定の事も面接をしてくれた酒造の代表に話すと、好意的に受け止めていただき採用に。期間も3ヶ月だけでもOKと言うてもらったのと、収入面も時給を少し上げていただき、あとはクラウドワークス等で仕事をすればどうにかなりそうと算段もつきました。

 色々と無理を言うて受入れいただいた酒造に感謝をし、充実した移住までの期間が過ごせそうだと期待が膨らみます。勤務は10月からのスタートだったので、それまでの間は工場勤務などの派遣の仕事をして過ごそうかなと考え、予定が着々と埋まっていったのでした。

 

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