目の前にいる「ひと」を大事にしたい。

そう思って今の環境を選んだ。

私の目の前にいてくれる人と向き合う中で、
その人が少しでも自分の日常が豊かになれるきっかけをつくりたいと思った。


なぜ、それをやるかって？

私自身が、たくさんのひとに救われてきたから。

私のために時間をつくってくれたり、
気にかけてくれたり、
ただただ一緒の時間をすごしてくれたり。

とてもとても、
ほんとうにとてもたくさんの優しさを私は受け取ったし、
その優しさに私は何度だって救われてきた。

だから、今度は私が、
その優しさをね、誰かに渡していきたい、
と思ったの。

ただそれだけ、とてもシンプル。

けど私はうまく向き合えなかった。

想いだけは昔もあったし、今もある。

けど誰かを目の前にすると、
私は惰性でその人と話していたり、
全然優しくあれなかったり、
一緒の時間を楽しむこともできなくって、
興味をもって話を聞くこともなんだかできなくって。

理想と現実が程遠い自分を、
何度だって悔やんだし、落ち込んだ。

ひとと向き合うことが、
仕事になるとしんどいのかな、とか。

距離感や向き合い方を変えればいいのかも、とか。

いろいろ考えた。

考えたし小さく変えてみようと努力もしたつもり。

たくさん考えた結果、
私は誰かと向き合うことを仕事にすることから、
少しだけ距離をとってみようとしてる。

それが自分にとってどうなるんだろうって今でもわからないや。

結局誰かのためにしたいと思っていたのは
自分を肯定してほしかっただけなのかもしれない。

そんなことを思った今日だったんだけど、
頭が痛くて、
痛いからぼぉーと考えていたら余計考えてさ。
気分が憂鬱になったわけ。

そんなことを考えているんだけど、
まぁそんなことを考える日もあるよね。


自分が居心地がよくてね、
けど困っていたり、しんどいなと思っている誰かに、
なにかを届けられる人間になりたいなって思うんだ。

自分がどうやって届けられるかはわからないけどさ、
私が私でいいんだって肯定してきてくれた人や、
優しくしてくれた人にできる恩返しは、
私が胸張ってなにかを人に届けられることだと思うの。

ちがくても、向き合い続けよう。