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アメリカの大学受験、合格発表は5か月後!

アメリカの受験は、大学だけだ。

高校は、基本。受験がないので、そのまま行く。州によって、若干ルールが違うが、高校3年生までが義務教育だ。もちろん、学費はかからない。ランチ代だけだ。

ただ、地域によっては、プライベートスクールに通う子もいる。また、アメリカ人でも特殊なカリキュラムの私立は高い学費がいる。また、アーミッシュや宗教に特化した学校もある。

大学は、日本の入試のような、選抜試験の日はない。高校の成績と課外授業、スポーツの成績、ボランティアや地域活動など、幅広く判断される。また、SATと言われる、共通のテストも高校の間に、2,3回受けなければならない。また、エッセイを(小論文のような)書いて提出したりもする。

息子の場合も、希望の大学にアプリケーション(申し込み)を出したのが、11月だった。新学期が始まるのが、8月末なので高校の最終学年に入ってすぐだ。

しかし、結果がくるのが、早くて3月。大学によっては、4月、5月になる。日本の受験の感覚で、そんなに気の遠くなる結果を待つのはとても苦しい。

首を長くして、待っている間に、首が切れるのではないかと思ったぐらいだ。しかも、だいたいこれくらいにわかります。と言われた日程では、ほぼ来ない。だいたい、遅れる。

日本だと、合格発表は何月何日です。と決まっている。そして、全員わかる。君は、明日、ってことはない。

アメリカは個人個人、判断が必要で、繰り返しになるが、総合で判断される。なので、時間がかかる。大学側は、数万人の受験申し込みがあって、そこから定員までしぼるのだから、仕方がない。

当然、アメリカの高校を卒業見込みの息子に、外国人だからと特別枠は大学側にない。単なる、大学と大学の提携、交換留学生ではないからだ。

しかも、結果をフォームにログインして、毎日のように(合格発表予定の日が近づいてきたら)自分でチェックしなければならない。そこが、

Accepted

に変わっていたら、合格だ。ある日、この文字を見ることになる。それまでは、ずーと

In Review

吟味中?調査中なのだ。

この間、親しくしている友人の息子さんが高校受験だった。試験を受けて、2日後に、

「おかげさまで、合格しました!」と連絡が来た時には、調子ぬけした。

「おめでとう、早いね、よかった!!!」と言うと、

「待ったわ、昨日寝れなかった。別の学校を受けた子は、次の日に発表なのよ。」と言う。

5か月待った、私は思わず、、「うちの息子は・・・」と出そうになったが、長すぎて言えなかった。今度、落ち着いたら言いたい!!

人間、忍耐力がついてくるものだ。何事も。