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操縦士の夢、千里の道も一歩から。

結局、今年ギャップイヤーを取った息子は、7年ぶりに日本で過ごした。

ギャップイヤーとは、一般に高校を卒業して、大学の入学前、大学中、卒業後就職するまで、ギャップ(隙間、割れ目)を取り、社会体験活動をしたり、留学、インターシップを経験することだ。

外国では、当たり前で、この間に仕事をして、お金を貯め学費にするという目的で取る人もいる。

高校卒業後、すぐに大学にいく日本人には、想像がつかないかもしれないが、アメリカの大学生の年齢層は幅広い。30歳など、若いぐらいかもしれない。

話はもどるが、最初はそのつもりではなかった息子だが、ギャップイヤーを取り、色々経験できた貴重な一年だった。そして、私たち夫婦にとってもだ。

以前にも投稿したが、大学の転校を希望していた息子は、その結果を7か月も待ったわけだから、それから手続きやら何やらで、あっという間に時間が過ぎた。

この状況で、オンライン授業に切り替わっていたので、丁度タイミングよかったのだ。訓練もストップしていたし。

ただ、意外と転校も簡単ではない。

①トフルのスコア切れ、もう一度取り直し。

②航空身体検査のファーストクラス取得取り直し。神奈川へ。※指定医のところで受けなければならない。(羽田は予約が取りにくく却下)

③大学の手続き。※ビザの申請、単位の確認(持っていける)、新学期のクラスの予約、大学近くの住居の確保、ワクチン英文証明、残高証明書

一つ一つ、一枚一枚、積み重ね、一歩一歩、前に進む。

しかしながら、良かったことは、

①短期バイトで、103万まで初めて稼ぎ、税金がかかる(親の扶養から抜ける事を知る)知識がなかった。

②国内旅行も行けた。

③他のオンライン学習や英語の勉強ができた。

④日本の感覚を取り戻した。

⑤しかし、アメリカに帰る気持ちが強くなる。

運命?いつも、ぎりぎりですべてをクリアしているような気がする。余裕を持って、とか、楽勝だと言うのがない。

前を向くしかない。何があっても、もうここまで来たら。親も覚悟をするのである。