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パンがコロナ禍を救う

■パンフォーユー
昨今のコロナ禍に置いて、パンの売上はその他飲食店同様、減少傾向。そんな中

パンの可能性を信じ売上拡大の方策を模索するパンフォーユー。社長の矢野は地

域を活性化させたいという想いからパンの販売方法に着目。地方のパン屋で作っ

たパンを冷凍し長期保存できるようにした状態で首都圏の家庭に配送するという

サービスを確立。家庭に届くパンはサービスに登録しているパン屋からランダム

で届く。美味しさと同時にワクワクも届ける。冷凍しても美味しさを保つ秘密は

通常とは違うビニール袋。水分量やデンプンの質が上回ることがわかり活用。解

凍しても美味しさの低下を抑えることが出来た。地方のパン屋でも売上減

少の波を鎮める一助となっている。

また、大阪メトロの駅ナカ店でも販売を開始。売上は好調。

■小麦の奴隷
パン屋の就業時間を短縮することに成功した北海道のパン屋、小麦の奴隷。クル

トンをまぶしたサクサクのカレーパンが有名。パン屋は通常、AM4時には仕込み

を開始し、店のクローズまでの長い就業時間を日々繰り返している。そんな中、1

日の仕事の中で1番時間と管理が難しいパンの生地の製作に着目。これを冷凍の

生地を使うことで1時間の時間短縮に成功。就業開始時間を遅めて、作業はパンの

成形などに時間を回すことが出来た。反響は大きく、フランチャイズ展開の募集

には200もの申込みが来ている。

■所感
今回はパンの売り方・提供の仕方と就業時間の見直しという部分が大きなポイントだった。

売り方については、今流行りのサブスクの要領を生かすことで全国の散り散りになっている美味しい味を全国の各家庭に届けることが出来、非常に合理的な販売形態だ。地方創生の一助にもなっているので今後こういった販売方法やサービスの提供方法はさらに加速していくことだろう。

個人的には就業時間の見直しが今回のイチオシ。今までパン屋とはこうだからと決まりきったやり方にメスを入れている。固定観念に囚われているところに、新たなやり方を見出すことで人への負担を軽減することが出来ている。そういった視点で業務改善することは自分の仕事にも活躍する。上司が言っているから、会社の決まりだから仕方ないと諦めている部分を見直してみることで自分や周りの働く環境が良くなり、はやく帰宅できればこれ以上のことはない。

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