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2020年によく聴いた音楽をひたすら羅列する


だいたいハマった順

※ちゅうい
各曲のYouTubeリンクやApple Musicリンクを貼っていたら超重くなってしまいました。ご容赦ください。



ばらの花×ネイティブダンサー / yui×ミゾベリョウ

去年の年末に投稿されたのか。くるり×サカナとかいう神マッシュアップ。そこにyuiという世代ダイレクトアタックまでかまされるんだから参った。odolのミゾベさんもいい感じ。




MY COLOR / Perfume

去年は「宝石の雨」など7thアルバム『Future Pop』を中心に聴いていたが、今年はベストアルバム『P Cubed』を中心に昔の曲も聴いた。そのなかでもこの曲はすごく気に入った。やはり中田ヤスタカの才能はヤバい。2011年のアルバム『JPN』収録曲ということで、「手のひらが世界中 繋がるウィンドウ」「君からのメール待つの」といった過ぎ去りしガラケー時代の歌詞が郷愁を誘う。



ポケットをふくらませて / rionos

今年の1月にスマホ版『Summer Pockets』をプレイした。これが自分でやった初めてのノベルゲーだった。季節感は真逆だったが、人生初ノベルゲーにこれを選んで良かった!と思える素晴らしいゲームだった。初心者向きでもある。

本作の音楽でいちばん気に入ったのがこのED曲だ。ピアノソロから始まるだーまえ節の効いたド王道の泣きバラード。『さよならの朝に約束の花をかざろう』のED以来、rionosさんの歌声を聴いただけで好きになってしまう。

EDは公式から上がってないので代わりにOPを貼っておく。


rionosさんではこの曲も好き。



飢餓と宝玉 / konore

ゲームソング続き。『マルコと銀河竜』主題歌。マジで良い曲。次に紹介する1曲と並んで、今年のマイベストソング。「神様ってやつの食べ残しなんだファンタジー」って詞が良すぎる。

ちなみにkonoreさんではこの曲も気に入った。やくしまるえつ子の系譜。



fish in the pool / ヘクとパスカル

個人用には、今年は映画でいったら岩井俊二の年だった。2月にアマプラで『花とアリス殺人事件』を観てあまりの好みさにびっくりした勢いのまま、『花とアリス』『四月物語』『リリイ・シュシュのすべて』『リップヴァンウィンクルの花嫁』『Love Letter』『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』『スワロウテイル』と、配信で観れる作品はだいたい履修し、最新作の『ラストレター』も当然観に行った(微妙だったが)。実写映画を"監督追い"するのは初めての経験だった。

そこまでの熱を私に与えたきっかけの『花とアリス殺人事件』についてはこのnoteでさんざん語った。

しかし語り忘れていたことがある。それは本作の音楽についてだ。サウンドトラックもこの主題歌も永遠に聴いていたいくらい好きだ。『花とアリス殺人事件』を観るまでいちばん好きだった映画『おおかみこどもの雨と雪』も、何が好きかと言えば真っ先に「高木正勝さんの音楽」と答える。おおかみこどものサントラは、私のiTunesでいちばん再生回数の多いアルバムだ。

(「きときと」が最も有名だが、私は特に「ねね」「オヨステ・アイナ」が好きだ。まぁぜんぶ最高なんだけど。)


・・・高木正勝さんの話になってしまったが、とにかく映画が好きだとその映画音楽も好きになるし、逆も然りだ。『花とアリス殺人事件』のサントラも、おおかみこどもと同様、生活に寄り添ってくれるような心地よさがありずっとリピートしていられる。また、岩井監督本人がプロデュースするユニット"ヘクとパスカル"の歌う「fish in the pool」は、あの美しい映像も相まって深く深く私のなかに入り込んだ。今年、いろんな精神状態のときにこの曲を聞いた。聞きながら歩き、聞きながら踊った。今年の文句なしのマイベストソングである。

どれくらい好きかというと、3月に退去したアパートの、家具が片付けられたまっさらな部屋で最後にこの曲で踊って動画に残したほどだ。(家具の置かれていない部屋のなかで踊るのは映画ネタ)

動画をインスタに上げておくので気になるひとはフォローお願いします(宣伝)


「fish in the pool」を機にヘクとパスカルの他の曲も一通り聞いた。

この曲も好き。素朴な感じ。



Highlight / chelmico

鈴木真海子さんのことは去年紹介した「Summer Situation」から知っていたが、chelmicoにハマったきっかけは、2020マイベストアニメ『映像研には手を出すな!』の主題歌「Easy Breezy」である。

「創作のワクワク感」というテーマでこの曲を生み出せるのが凄い。カラオケで歌いたい。

そして今のところchelmicoでいちばんお気に入りなのがこの曲だ。4つ打ちに弱い。あとサビが癖になる。

他に「ママレード・ボーイ」や「milk」「エネルギー」なども好き。



memory trigger / CHICO CALITO feat.唾奇

HIPHOP続き。これまであまりHIPHOPを聞いてこなかった自分が今年は少し聞くようになったのは主にラッパー兄貴のおかげだが、ラップにあまり馴染みがないためなかなか好きになれる曲が見つからなかった。しかしこの曲にはやられた。ラップ部分ではなくフック(サビ)のメロディがとにかく良すぎる。超チルい。沖縄出身のCHICO CALITOの書くメロディは琉球民謡っぽさがあり親しみが持てる。このフックを聴くためにリピートしまくっていたらいつの間にかラップ部分も好きになっていた。

こっちのフックもめちゃくちゃ良い。どうやったらこんなメロディ思いつくんだ。




フリートラック#19 / 武山 武

めっちゃチルくて踊れるフリートラック。こちら↓の動画で使われていて知った。

フリー音源にも良い曲がたくさんあるなぁと思う。やっぱりこの分野にもネット上の全音源を聞いているガチ勢がいるのだろうか。



夢をのぞいたら / THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS!!

アイマス編に入る。去年の総選挙曲であるこの曲は、派手さはないんだけどなんかこう……普遍的なポップスって感じがして、聞けば聞くほど名曲だなぁと思う。同じ佐伯youthK(佐伯ユウスケ)さんが作曲した「飛んでいっちゃいたいの」とかも大好き。


オレンジタイム / 142's

MONACAの広川恵一さん作詞作曲。これを聞いて広川さんはマジで天才だと思った。最近のアイマス曲で断トツでいちばん好き。

本曲の白眉はなんといってもサビで不穏なメロディ展開になるところだ。これが厳密な意味での不協和音なのか、どんなアクロバティックなコード進行なのかとかは一切わからないが、とにかく癖になる。

しかも単に不安定なメロディを入れているのではなく、この曲を歌う142'sらしさ、"過渡期"というコンセプトと完璧に合っている。昼から夜になる過渡期(オレンジタイム)であり、13〜15歳という子供から大人になっていく過渡期の3人が歌う「今がずっと夕暮れなんだ」というサビの詞は、それ自体が矛盾をはらんでいるからこそ、彼女らの不安定に揺れ動く微妙な想いを如実に反映している。このように、詞と音程がともに意味論的に作品に奉仕するというのは、作曲だけでなく作詞も広川さんが手掛けたからこそだろう。大名曲。Pでもないのに3人それぞれのソロバージョンが聞きたくて久しぶりにアイマスのCDを買った。



Brand new! / 辻野あかり、砂塚あきら、桐生つかさ

この曲も本当に好き。シンプルに良い曲。タイトル通りの「これから始まる」感がサウンドの端々から伝わってくる。デレステMVのダンスも格好良くて可愛くて好き。


アイマスというか、デレマスのみになってしまった。シャニなら「Dye the sky.」が、ミリでは歩の「Get My Shinin'」を今年よく聞いた。あと川島瑞樹さんのソロ2曲目「Dreaming of You」もJamiroquaiリスペクトが凄くて好き。



釣りの世界へ / 海野高校ていぼう部

放課後ていぼう日誌、ほんと面白かった……日常系でこんなにハマったアニメはスロウスタート以来だと思う。なにが良いって"田舎の海岸沿い"という超好みなシチュエーションで話のほとんどが進行するところ。背景美術のスクショが止まらなかった。いつか聖地巡礼いきたい。キャラも4人みんな可愛らしいが、特に部長が好き。

で、このEDもめっちゃ好き。ちょっとジャジーでお洒落で、でもていぼう部4人のわちゃわちゃ感も出てて素晴らしい。



フロントメモリー / 鈴木瑛美子

映画『恋は雨上がりのように』のために亀田誠治さんがアレンジしたこちらのver.を聞いてから神聖かまってちゃんの原曲を聞いたが、全然違う曲で本当にびっくりした。

こんな曲が書けてしまうの子さんは勿論すごいが、これをあんな大衆向けのど王道のポップソングに作り変えられる亀田さんも恐ろしい。アレンジの重要性を痛感した。

聞きやすさなら亀田版だが、夏の叙情性や"凄み"は圧倒的に原曲。どっちも好き。



akane / Puhyuneco

おそらく神聖かまってちゃんから多大な影響を受けているPuhyunecoさん。

「アイドル」→「00」と来て、この曲にたどり着くのか……という畏怖と感嘆のため息しか出ない。わたしは音楽ガチ勢の皆さんが評価するような偏差値の高そうな曲は基本好みじゃないのだけれど、Puhyunecoさんはどうあがいても好きになってしまう。なんなんだろう。

ちなみにPuhyunecoさんの音楽と近いことを小説でやっているのが桜井晴也さんだと思っている。危ういほどのイノセンスとか、夕暮れへのオブセッションなんかが似ている。(ということを以前Twitterで呟いたらボカロも文学もいける数少ないフォロワーが同意してくれた)

文藝賞を受賞したデビュー長編『世界泥棒』をまだ読み終わっていないが、読んだら腰を据えてPuhyuneco-桜井晴也論を書きたい。(とここで言っておくことでモチベーションを上げる)

こちらのブログ↑で新作の小説が全文公開されているので気になる方はぜひ。

忘れちゃいけない。「akane」が収録されているEP『Present』も皆聞こう。無料でダウンロードできる。




サイゼのない町 / cat nap

ねこむらさん(cat nap)は去年の「レイジー・クルーズ」から好きだったが、今年はいちだんとハマった。EP『ねこは意外とのびます』は名盤。

あと「初音ミクと〇〇するヤツ」シリーズがめちゃくちゃ好き。ミクの調声が上手すぎるし、掛け合いの台本も演技もクオリティが高すぎる。

これめっちゃ笑いながら泣ける。天丼に次ぐ天丼。お笑いとして構成がしっかりしてて好き。

これもすき。ミクさん超かわいいしオチも好み。Twitter限定の動画も楽しく観ている。ねこむらさんの曲プロセカに入んねぇかな〜〜〜〜〜〜〜〜〜



Symphony / Clean Bandit

Clean Banditは中学生の頃に「Rather Be」でハマって「Real Love」や「Stronger」などを聞きまくっていたが、「Rockabye」以降は疎遠だった。それが今になってなぜ聞き返したのかは不明だが、この曲で改めてこの人らは天才だなぁと思った。Bメロからサビに突き抜ける感じが好き過ぎる。




Luv (sic) pt2 / Nujabes

Nujabesは数年前に「Imaginary Folklore」でハマって以降はあまり聞いていなかったが、最近ふとこの曲にハマった。このアルバムの中でもpt2がいちばんすき。これを聴くと自分の深いところから癒やされる感じがする。



明日、春が来たら / 松たか子

これに関してはなぜ今更ハマったのかさっぱり分からない。謎。曲じたいは元々知っていて、特に2009年『クリスマスの約束』22分メドレー内で歌われていたのが印象に残っていた。

ある日突然、「あれっ、松たか子の『明日、春が来たら』ってめっちゃ名曲なのでは?」と啓示を受け、それから最近は毎日聞いている。マジで何なんだ。

はじめほぼアカペラの状態でAメロを歌いだして、「そして名前呼び続けて」とBメロで本格的にドラムが入ってくるところは何度聞いても興奮する。あと「I love you あれは多分 永遠の前の日」って詞はベタだけどエモくてすき。



Highway Cabriolet / 赤い公園

最後はいちばん最近知って今まさに聞きまくっているこの曲を。最初に聴いたのは原曲ではなくラジオで披露されたらしい宅録版のほう。やっぱり自分はバンドサウンドよりも静かなエレクトロニカのような打ち込み音のほうが好みだなぁと思う。でも打ち込み版にドハマリしてから原曲を聴くとなかなか良いなぁと感じる。

宅録版はこの曲以外にも「NOW ON AIR」を聞いていて、そっちも大好き。聞き易さと耳に引っかかる感じを両立させているメロディメイクのセンスが凄いし、よくよく聞いてみると歌詞も鮮烈。「日々の泡につまづきやすい」という歌い出しの時点で今年ヴィアンを読んだ身としてはグッと引き込まれてしまう。

Highway Cabrioletの詞も素晴らしくて、「カーウィンドウはまるで超高速の映画」「あらゆるヘルツの観覧車」「BGMおまかせDJ風まかせ」といった、韻を小気味よく刻みながら聞き手の脳内に情景を浮かばせる独特なフレーズが次々と繰り出される。最後の「回しても回してもラブソング」という決めも完璧だ。

まだ主にこの2曲にしかハマれていないので、もっと掘っていきたい。





以上。



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